車の寿命

あけましておめでとうございます。

私の愛車のワゴンRは今年また車検になります。7年目で7万km。ドライブシャフトのあたりとブレーキまわりからやや異音、ラジオ不調というくらいで、まだ全然元気です。

一昔前は、車の寿命は10年10万kmといわれておりましたが、本当のところどうなのでしょう。目安はあるのでしょうか?

車の寿命 年数と走行距離

私がマイカーで一番長く乗っていたのが、平成元年式初代ユーノスロードスターです。5年落ちの中古車を10年乗りまして、手放した時は17万kmでした。

譲った友達(女子)が、それからまだ2年くらい乗っておりましたので、20万km近くになってたんではないかなあ。

友達は、さらに貿易業者に売り渡し、ニュージーランドかどこか、オープンカー好きな国で、もしかしたら今でも走っていると思います。

私が手放した時点で、赤い塗装は柿色になっており、幌は2回張り替え、パワーウインドウのユニットやラジオ、エアコンなど、電装部品は一式交換または修理済み、冷却装置のラジエターや発電機のディストリビューターといったあたりも、中古再生部品(リビルト)に交換していたように覚えております。

雨漏りもあったので窓枠のゴムや、ゴム部品といえば、ダンパーのブッシュなども交換済み。

ドアの建て付けはちょっとゆるくなっていたかな?

ただエンジンなど駆動系はほぼ元気で、エンジンはタペット音がしてきたのでタイミングの調整をしたくらいでした。タイミングベルトは2回交換。

だいたいいつも、エンジンはぶん回していたので、他の同じ中古車より調子良かったくらいです。

ただし、メンテナンスはかなり頻繁にしておりました。

中古車屋に勤めておりましたので、エンジンオイルは使いたい放題、ほぼ3000kmごとに、昼休みに自分で交換してました。中古部品の調達もルートがたくさんあって、やりやすかったです。

バッテリーはそこらの使いかけの中から元気そうなのを選んで、何度交換したやらわかりません。

整備士も友達なんで、アライメント調整なども念入りにしてもらってました。

こういった頻繁なお手入れが寿命を伸ばしていたと思います。エンジンルームの中はいつも店頭展示車のように爽やかでありました。

 

クルマ屋にいると、いろいろな下取り車を見ることになりますが、使われようによって痛み方は全然違います。

一番悪いのは、使いっぱなし、放ったらかしというクルマです。エンジンオイルを交換しないまま乗り続けていると、オイルが固まって、5万kmも走らないうちにエンジンがパーになります。(なぜかホンダのクルマに多かったです。)

窓を拭かないで雨ざらしだと、酸性雨にやられて鱗みたいになって前が見えなくなります。塗装も剥がれたりしますし。もっと昔の車はボディがサビでボロボロに穴あきになったりしてました。

エンジンルームの中が煤で真っ黒、オイルでコテコテとなると、どこが悪いのやらもわかりません。

オートマチック車の場合、ミッションオイルの交換も必要ですが、あんまりする人が少なく、ゴクンゴクンと変速ショックが出てくるクルマは多かったです。5万km走ったあとでは、交換するとかえって不調になるので、もう、壊れるまで待って、ミッションごとの交換ということになりましょう。

前輪のドライブシャフトのブーツが破れているのに、そのままゴリゴリ鳴らしながら乗り続けて、ドライブシャフトごとダメというのも多かったです。

愛情を注がないと人間関係がダメになるのと同じように、クルマにも愛情が必要ですね。人間同様、健康への気遣いで寿命は変わります。

古いポルシェなど、大事に大事に乗ってこられたクルマは、何十年たっても現役ですね。高級車は耐久性が高いという面はあると思いますが、愛ですよ、愛。

運転の仕方による寿命の違い

メンテナンス大事と書きましたが、乗り方によっても当然違いは出ます。

といっても、恐る恐る、エンジンはあんまり回さないとか、ブレーキを踏まないとかじゃないです。ブレーキ操作をためらって、衝突したら、そこでご臨終です。

エンジンは、あんまり回さないと煤が溜ってよろしくありません。エンジン内部をクリーンに保つためには、性能はフルに使ったほうが良いです。

ただ、人間も同じですけど、身体の冷えた状態でいきなり過激な運動をするとか、休憩なしで、しごき回すとか、そういうのはよくないです。ウォームアップと休憩は大事。エンジンをぶん回すといっても、レッドゾーンまで回すと壊れますので、そこはほどほどにいきましょう。

新車の時は、慣らし運転からはじめて、徐々に性能を発揮していくほうが、のちのち良いです。子供に過剰な運動をさせては発育に悪影響があるというのと同じですね。

そして無理はいけません。ミッション操作は、ギアをガリガリ泣かすような操作は良くないです。オートマも、バックやパーキングに入れる時は完全に停止してから。

クラッチは乗り方によってかなり差が出る部分です。私は17万km無交換でしたが、半クラをブレーキ代わりに使ってた無謀な友達がいまして、1年でクラッチがパーになって発進不能になりました。

クラッチ交換後に同乗して、なんちゅうアホな乗り方してるんや!と、びっくりしてアドバイスをしたものです。

これもクルマへの愛情でして、車の機構をよく知りましょう。クルマへの愛のない人は事故も多いです。

タクシーやトラックなど法人車両の寿命

タクシーや大型トラックなどは、愛情以前に、法令で点検整備の頻度が決められておりまして、ちゃんと従っておれば10万kmや20万kmなど、余裕です。

大型トラックのメーカーによっては、100万km走ったら、なんかお祝いをくれるみたいなところもあったような。

私は、クルマ屋を退職後、介護タクシーを始めまして、10台くらいあったタクシー車両は、だいたい15万kmくらいはもちました。介護タクシーは、乗降先でのアイドリング時間が多かったんで、走行距離は普通のタクシーより伸びにくいですが、酷使度はそう変わらないと思います。

クルマに愛情を持っている運転手は少なかったですが、3ヶ月毎に工場入りしてましたから、メンテはバッチリなのでした。

ターボ車やハイブリッドカーの寿命

ターボ車は、ターボの過給器が、わりとウィークポイントというところがありました。自然吸気エンジンよりメンテナンスは気を使うのが良いと思います。

ロータリーターボエンジンのクルマは、もう絶滅してますけど、圧縮不良になる車が多かったです。(RX-7)

ただ、エンジン不調はオーバーホールで蘇ります。車自体の寿命とはまた違いますね。(修理代は高くはつきますが)

ハイブリッドカーは、私がクルマ屋にいた頃はまだ登場したばかりでして、私の中でデータを持ち合わせておりません。

ハイブリッドカーはバッテリーが弱ってくるとその交換費用が高く付くということで乗り換える人が多いみたいですが、バッテリーは消耗品なので仕方ないですね。クルマ自体の寿命とは、また別の話と割り切るのが良いと思います。

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