最近、健康をとっても気遣う私は、瞑想や断食というのも関心があります。
定年退職した67歳の方が、年に2,3回、瞑想と断食の合宿に参加するようになって、とっても体調が良くなったというお話を聞きましたもので、メモしておきます。
瞑想の仕方が、なかなかおもしろいなというか、敷居が低くて始めやすそうであり、聞いていても、効果的であろうと思えました。
声を出す瞑想なのです。
目次
簡単な瞑想
私も以前、ボイストレーニングとして、「あーーーーーーーーいーーーーーーーーうーーーーーーーー」と息の続く限り声を出してみるというのをやったことがありますけど、とっても爽やかな気分になります。
深呼吸の効果があるのと、声を出すことに集中できて、余計なことを考えなくて済むという効果もあります。その時だけでも、ストレスが減ります。
声を出すというのは意外と体内の運動量が多いようで、体温が上がり汗をかきますね。膝が痛いので運動はちょっと、というひとでも気軽にできます。
これが大勢が集まってやると、声が共鳴して、倍音が発生し、うねりになり、とっても不思議な空間になるということなのです。
坊さんの人数が多いお寺のお経が、そんなかんじになりますね。あれです。
私が話を聞いた男性は、断食の方は合宿でするだけだそうですが、瞑想のほうは、自宅でもチョイチョイやってみたり、瞑想の集まりに参加しておられるとのこと。
ネットで検索したら、ここでした。
>>風の集い
お寺に集まって瞑想するそうですけど、あんまり宗教色を出さないように、「あーりーがーとーうー」と発声するようにしているそうです。
「ありがとう」は感謝の言葉だし、そういう言葉には言霊があって、単に「あー」とか「うー」とか言うよりも、精神面にも良い作用が出るようです。
瞑想とマインドフルネス
瞑想なんてのは、非科学的なスピリチュアル系の怪しいことだと思われる向きもありましょうが、情報科学最先端のグーグルやインテルでも、社員研修のプログラムとしてマインドフルネスという瞑想を取り入れているそうです。
こちらの目的は能力向上ということらしいですけど、ストレスの軽減とか、チームワークが良くなるとか、創造性が高くなるとか、すごく良い効果があるそうですよ。
マインドフルネスのやり方は、声は出さないですが、座禅を組んだり歩いたりしながらも、一つの感覚に集中するとか、いろいろなやり方があるようです。
指導を受けないと、ちょっと難しそうなので、「あーりーがーとーうー」という方が、たぶん簡単でしょう。
太極拳と瞑想
私は近所の公園で毎日太極拳の套路を一通り通しますが、こちらも瞑想の効果はあると思います。
体重の載せ方や、気の流れぐあいなどに集中しますので、余計なこと考えないですし、呼吸も自然と整います。
神経が研ぎ澄まされるのか、街の雑踏の音に混じって、葉っぱが風に揺れる音とか、鳥の声もよく聞こえます。
たまに、公園全体の動きが、見てなくても見えているような感覚になる時もあります。これは不思議な感覚です。
ただ、太極拳で瞑想しようというには、相当時間がかかると思うのです。
手足の動きがバラバラのうちは、頭は混乱してウキー!となるだろうし、変なところに力がかかって、筋肉痛になるかも。
武術を意識しすぎて、変に攻撃的なフォームになるのもよろしくないです。
私は他に取り組んでいた武道の足しにと思って太極拳をはじめましたが、格闘技の意識は持たないほうが、もしかすると上達は早いかもしれませんね。
この技で敵をやっつける! という意識があると、瞑想にはなりません。私は長年そういう部分が上達の弊害になっていたような気がします。(もしかしたら今でも。)
逆に、格闘技の意識はないけど、気の流れなども意識しない、なんとなく形だけ真似をしている場合も、瞑想の効果はないかなーと。
まあ、多少の体力向上とか、柔軟な体になって怪我の防止とか、動きを覚えるためのボケ防止にはいいと思います。
年配になってからはじめた太極拳を瞑想にまでもってくるのは、なかなか難しいと思いますので、瞑想は「ありがとう」みたいな簡単な方法で始めるのがオススメなんじゃないかと、おもったのでありました。
うちの奥さんにも勧めてみるつもりです。
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