車の名義変更のトラブル

中古車屋さんの裏話

名義変更トラブルで最悪だったケース。

これも自動車税の納付書で発覚しました。流れはこうです。

元のオーナーAさん
   ↓
ディーラーB社に下取(のつもり)
   ↓
B社の営業マンC氏が、中古車ブローカーD氏に横流し!
   ↓
ブローカーD氏から、ディーラーE社の私が買い取り
   ↓
E社の私が、ディーラーF社へ業販
   ↓
F社が、九州方面の中古車専業店G社(個人)へ業販
   ↓
G社が、個人H氏へ業販!

この間、名義変更がされないまま、流れ流れていったのですね~。

G社が個人に名義変更を任せたのが、業界的には最大の失敗です。

まあ、全員、確認を怠っていた責任もあるんですけど。

発覚の経緯。

A氏に自動車税の納付書。
   ↓
A氏がC氏に問い合わせ。
   ↓
C氏あせる。横流しですからB社にバレるとクビです。
   ↓
C氏からD氏に問い合わせ。
   ↓
D氏、私に問い合わせ。
   ↓
私、E社に問い合わせ。

ここで時間がかかりまして、しびれをきらせたD氏が、E社に怒鳴りこみ。

営業マンC氏は、D氏にとって金の成る木ですから、クビにさせる訳にはいかない。

内密のうちに処理せねば!!

E社の担当平謝り。

顛末。

E社の担当が現地へ飛んでF社に談判。
   ↓
もはや名義変更は出来ないので(印鑑証明がとれない)、G氏から買い戻し。
   ↓
解体証明を取って、抹消。

ということで、書類トラブルのお陰で車一台スクラップになったのでありました。

が、書類なしで、ロシアかどっかにいったって、噂で聞きました。

それでF社は損を埋め合わせたのでしょう。

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