スカイラインGT-R BNR32の中古車相場が上昇

スカイラインGT-Rの8代目、型式で言うとE-BNR32は、平成元年から5年まで発売されて大人気でした。

ツインターボで自主規制マックスの280馬力、コーナリングスピードが高まると自動で4駆になるという、アテーサシステムが組み込まれておりました。

私も中古車屋にいたとき、注文を受けてオークションで買ってきた記憶があります。ちょっと試乗してみましたが、安定感がありすぎて、あんまりスポーツ感がありませんでした。普通の道路の制限速度内で性能を発揮できるような車じゃなかったです。

当時は、ユーノスロードスターや、ビートなど、公道や山道でエンジンぶんぶん回せる車が好きでしたね。バブル景気の時に作られた車は、面白い車が多かったです。

さて、そのR32型スカイラインも、もう20年以上前の車ということになり、査定価格で言えば、とっくに値段がつかないのですが、このところ中古車相場が急上昇しているそうなのです。

程度のいいものなら500万円で売れているとか。何だこの現象?

よく似た現象は、平成7年頃にありました。トヨタのAE86、その頃すでにポンコツだった通称ハチロクのレビン・トレノ、特にトレノの中古車相場が急上昇したことがありました。

その原因は、マンガでした。ご存知「イニシャルD」(しげの秀一)です。

主人公の高校生が、家業の豆腐屋の古い車(これがハチロク)で、日々、豆腐を山の上のホテルに配達しているんですけど、その山に集まる走り屋たちの自慢のチューンドスーパーカーを、何気なくぶち抜いてしまったことが発端となり、つぎつぎ勝負を仕掛けられ、めんどくさがりながらも無敗!という痛快カーアクションマンガです。

 

 

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しげの 秀一
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一番人気は、白黒のツートンカラーのトレノのマニュアルミッション。マンガに出てくるモデルです。そこらじゅうに、「藤原とうふ店」の看板をつけたハチロクが出現したものでした。

さて、この度のGT-R人気の秘密は、アメリカにあるようです。

平成元年の発表当時からアメリカでもGT-Rは話題になっていてたようですが、そのころは、日米貿易摩擦の影響で、アメリカでの直販がなかったそうなのです。

並行輸入でも、製造後25年経過しないと輸入できないという「25年ルール」という、ひどい規制があったのですね。

ふつう、25年も経ったらマトモな車は残ってません。

しかし、バブル時代に贅の限りを尽くして作られた日本のスーパーカー、結構残っていたようです。25年の時を経て、アメリカのディーラーが買い漁りに来たそうなのですね。

ゼロヨンレースの映画「ワイルド・スピード」でGT-Rを乗り回していた、ポール・ウォーカーが、おととしにポルシェで事故死したということも影響しているかもしれません。

日本での仕入れ価格の倍以上で売れているらしくて、そうなると競争の原理で相場が上がってきたというわけです。

そういうわけで、中古車屋さんの店頭価格も上がっているようです。ちょっと手の出ない車になるかもしれませんね。

まあ、新型のGT-Rがあるので、日本人はそちらを買えばいいのではないでしょうか。

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