世界はどんどん第3次世界大戦の方向に進んでいるような気がしますね。
私が先生をやっている太極拳教室の生徒さんたちの、平和に対する考え方に、ちょっとショックを受けました。
皆さん70歳前後の女性ですが、戦争は絶対いけない、平和が大事、という考え方をされています。
それは、私もそう思っております。
しかし、武力を持ってはいけない、敵を撃つくらいなら、自分が死ぬ! という考え方をしている人がおられまして、武術を習っていながら、なんたるこっちゃ!と思った次第です。
どうも、戦いの手段を持たず、平和を唱えておれば、争いにならないという、いわゆるお花畑思想に侵されているようです。
「どうやったら平和を守れるのでしょう」と聞かれましたので、「強くなること」と答えました。
世界で一番強ければ、喧嘩も売られないし、ドロボーも寄ってこない。来たところで、圧倒的な達人なら、指先一つ、実力の1%ほど力を出すだけで、相手を抑えられるでしょう。
弱っちければ、いいようにされてイカレコレです。
永久中立国で平和なスイスは、国民全員が軍事訓練を受けているし、各家庭に核シェルターがある。武力を持たない、おだやかな国々の人々は、どんどん侵略されている。
それが現実です。平和を願っているだけではだめ、防犯、防災の備えは必要です。
という話をしました。
そのうえで、武力を持つ者には、徳が必要なんですよ。力を増やし、技術を学んでも、道徳の心がない者は、乱暴者になる。
力愛不二といって、愛のない力は暴力だし、力がなければ、愛する者も守れない。両方備えていないといけない。プーチンや習近平には武徳がない、という話をしたのであります。
わりと国際情勢に注目していて危機意識を持ち、そのとおりだと納得される方もおられますが、日教組的思想の影響を多分に受けているのであろう方は、なかなか納得されていない様子。
私みたいな考え方は、危険思想くらいに感じるのでしょうね。
まあ、このお年で思想を変えることもないとは思いますが、せめて武術の意義くらいはわかってもらいたいと思いまして、ことあるごとに、ちょくちょく話の中に混ぜていこうと思っております。
本人の思想は変わらなくとも、お孫さんとかに伝わればいいなとも思います。
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