狭い道をバックで入る、進む、戻るテクニック

介護タクシードライバーの運転術

介護タクシーはご自宅までお迎えに行って、ベッドから車椅子に乗っていただいて、ということが多いので、玄関先にビッタリつけることが多いです。

ドアートゥドアならぬ、ベッドツゥベッド。

古いおうちも多く、ものすごく狭い道の突き当たりだとか、そういうシチュエーションも少なくないですね。江戸の昔から続く町並みって、道幅が車に合わせておられませんので、狭くて、曲がりくねっているようなところが多いです。しかも坂道とか。

普通のタクシーなら少し広い通りまで出てきてもらえるでしょうけど、ここが介護タクシーの腕の見せ所です。

両方のミラーで確認しながら、スレスレの道を延々とバックで入っていったり、タイヤが溝に落っこちないか心配したり、そういうことを毎日やってると、ちょっとせまい車庫入れなど、屁でもなくなりますね。

で、なにか特別なテクニックがあるのかというと、特になくって、経験と慣れが上達の秘訣ですね。

あとは、4つのタイヤが、どっちを向いているのか意識しながら、用心深くゆっくり、不必要にハンドルをコネコネ回さないということです。

当たる時はゆっくりと、当たった時は、素直にそのまま前進して、深呼吸してもう一度余裕を持ってやり直しです。

ヘタに角度を変えて動くと、ズリズリとこすります。

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