並行輸入車の魅力とデメリット

カーライフ

BMWにはドイツで作られているものと、南アフリカで作られているものがあって、南アフリカ製は、作りが雑、なんて聞いたことがあります。(乗り比べたことがないんでわかりませんが。)

ふつうにBMWジャパンのお店では売ってないと思いますので、日本で走っていたら、並行輸入車ということになりましょう。

輸入車というのは、日本のディーラーが日本代理店として海外メーカーと提携して輸入販売している正規輸入車と、そんじょそこらの業者が、勝手に海外の販売店で購入して輸入販売している並行輸入車があります。

正規の取扱のない車種でも輸入してきますので、物珍しさがあります。それに、中古車になると、お値段が正規品より、お安いです。

正規品、と書くと、なんだかこちらは偽物みたいな響きですが、並行輸入は、メーカーと代理店で取り決めた正規のルートを通ってないというだけで、本物には違いありません。

というか、日本仕様になっていない、こちらこそ本物、という面もありえます。

(海外工場で作って日本車で逆輸入車っていうのもあります。名前が違ったり仕様が違ったりします。逆輸入車は、量が少ないので、物珍しさはあります。)

ただし、並行輸入車は、日本の気候や交通事情に合わせておりません。左ハンドルだったり、マイル表示だったり、エアコンが弱かったり。保証の部分でもいまひとつなので、自分でいじれるマニアでなければ、あんまり手を出さないほうがいいかと思います。

日本の保安基準に合わせるための費用で、かえって高く付くことも。

なお、並行輸入車は、初年度登録年と製造年が違うことがあります。正規輸入車なら、登録年と製造年は、ずれていても1年くらいのものですが、中古車を並行輸入してきたら、初年度登録が平成24年でも、製造年は昭和63年なんてこともありえますねー。

(そんなに古いの、登録できるのかな? 今は排ガス規制の関係などでダメかも。)

正規輸入車は、新車ができたらすぐに日本に運ばれるんですが、並行輸入車は、もとの販売国で長年使われた後に日本に入ってくることもあり、日本で登録された日が初年度登録日になるからです。

それに、車検証上では、型式不明になってしまいます。型式不明車だと、保険など受け付けてくれないケースも有るようです。

苦労があっても、本国仕様の本物をお安く欲しい! というマニアは、狙ってみてもよいかと思いますが、そうでもなければ、正規輸入品が無難です。

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