バッテリーあがりの対処と予防

カーライフ

暑くなるとエアコンをかけるわけですが、エアコンを入れると燃料を余計に消費し、バッテリーの消耗を早めます。

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排気量の大きい車ですと大して気にもなりませんが、軽自動車では結構影響があります。

介護タクシーの場合、車椅子を固定するためのウインチや、車高を上下させたりするのにも電気を使いますので、なおのことバッテリーの消耗は早いです。

無線機も積んでいますし、梅雨時になってワイパーまで動かすと相当な負担です。

目次

バッテリーの寿命

バッテリーの寿命は、2年から3年というところでしょう。放置していても、そのくらいで寿命がきます。

近頃のバッテリーは性能がよく、いよいよダメになるまでは調子よく使えたりしますので、かえってたちが悪い。出先で車を止めて、再び出発しようとしたらエンジンがかからない!なんていうことはよくあります。

私の経験では、幹線道路の信号待ちでストップして発進できなかったということがありました。お客がのっていなかったのがまだしも救いでしたが、大雨の中の夕暮れ、クルマを移動させるのは大変でした。思えばあの時もライト、ワイパー、エアコン、無線、ラジオと、フル稼働させておりましたね。

チームで動いておりますので、救援を求めれば仲間がブースターケーブルや予備のバッテリーをもって駆けつけてくれますが、一般的には対処に困ることもあるでしょう。

バッテリー上がりの時は、JAF、ロードサービス、ガソリンスタンドが頼りになります

そういう時にはやはりJAF(日本自動車連盟)のロードサービスがありがたいです。年会費は4000円、一回でも使えば元は取れますのでオススメです。

また、自動車保険のオプションにロードサービスが付いていることもありますので、ぜひ追加しておきましょう。

いずれにしても、サービスを呼んで救援に来てくれるまで時間のかかることはあります。そんなときのためにブースターケーブルを常に車内に積んでおくと便利です。

駐車場でバッテリーが上がった時など、手近なドライバーにお願いしてブースターケーブルでバッテリーをつながせてもらえば、とりあえず走れるようにはなります。ブースターケーブルをつなぐ時は、赤がプラスでクロがマイナスです。安全のためにプラス側からつなぎます。(間違えるとバチッと火花が上がって危険です。)

電源側のクルマは、ちょっとエンジンを吹かし気味にしたほうが、かかりやすくなります。

エンジンが掛かったら、近くのガソリンスタンドやカーショップに駆け込んでバッテリー交換をしてもらいましょう。

ホームセンターのバッテリーには注意

ホームセンターで車に合うバッテリーを購入して、その場で自分で交換、古バッテリーを引き取ってもらうという手もあります。

10ミリのスパナがあれば交換できますので練習しておきましょう。大して難しくないですが、手は汚れますので、軍手も必要です。

バッテリーのマイナス側からはずして、新しいバッテリーを取り付ける時は、プラス側からです。スパナなど金属がプラス端子に触れてアースになってしまうと、バチッと火花が上がりますので、用心してください。バッテリーの留め具の取り外しは丁寧に。ナットなど、ボンネットルームの中に落としてしまうと、取りにくいです。

自分で交換するのは、一番安上がりな手ですが、ホームセンターの売れ残りの長期在庫のバッテリーはすでに性能が落ちていることがありますので、埃をかぶっているようなのは避けたほうがいいかもしれません。

ホームセンター仕様は、性能が良くないとの噂も聞きますが、その真偽は知りません。

良心的なガソリンスタンドでは、取り付け交換料無料というところもあります。(感謝の気持ちでガソリンは満タンにしていただきましょう。)

バッテリー上がりへの備えは日常点検が一番大事

バッテリー上がり対策は、一番良いのは普段から点検しておくことです。

覗き窓から色の変化で消耗具合が確認できますが、最近多いメンテナンスフリーのバッテリーだと消耗具合がわかりづらいです。バッテリー全体がぷっくら膨れているようだと、もうご臨終間際です。

定期点検でバッテリー液の比重をみてもらって、弱っているようでしたらケチらず交換しておくと安心です。

タクシーは3ヶ月毎の点検が義務付けられておりますが、マイカーの場合は、点検は車検の時だけという人もおられようかと思います。(法定点検は12ヶ月毎なのですが。)

ガソリンを入れたついでに、スタッフに診てもらうのも良いでしょう。(必ず何かの売り込みがあろうかと思いますが。)

エンジンがかからない原因は、バッテリーあがりだけでなく、発電機の不良や、ベルトの緩み、その他の原因の場合もあります。このあたりになると、なかなか素人には判断できませんし、スタンドのスタッフくらいではわからないこともあります。

ディーラーなどの本格的整備工場で診てもらいましょう。

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