一日中站樁功

とある催し物のスタッフとして、来場者に、おはようございますとか、いらっしゃいませとか、どうぞこちらへとか、ちょっと待っててねとか言う役割をやっておりました。

朝から夕方までです。予約制ではなく、随時、来られるので、誰も来られない時は何をするでもなくボーッと立ってるだけです。

時間を有効に使いたいのですが、会場前で套路練習も変です。太極拳とは関係ないイベントですし。

で、站椿功をしておりました。ジーっとしているわけでなく、適度にウロチョロしながらですけど、長時間やっていると、練っている感覚がでてきます。

目立たぬ程度に片足で立ってみたり。

站椿とは、杭のように立つという意味ですが、たしかに、杭になったような気がしてきます。

動かないように固まっているのではなくて、前後左右に体重を動かして、ユラユラしていると、足で立っているというより、お腹で立っているという感覚が出てきます。

ユラユラしているだけで、纏絲が練れる。これが、站椿功が意図するところなのだなあーと、実感できます。

たまには、日長一日立ってるだけ、という練習も良いかと思った次第です。

コメント

  1. 60代おやじ より:

    ユラユラ揺れてもいいのですね!
    目から鱗です。試してみます。
    ありがとうございました。

    • パパだよ より:

      60代おやじさん、いつもありがとうございます。

      揺れると陰陽が移り変わり、その内功が高まることで、自然に動き出し、ドラマが始まる、それが「起勢」だ! と習いました。

      揺れがないと無極から太極に移り変わらない、ということです。大いに揺れましょう!