実戦に近い練習

19歳男子、本年初稽古。

別嬪の20歳お姉ちゃんは年末からお休みで、楽しみがちょっと減ってますけど、19歳弟だけでも、けっこうやり甲斐があるのです。

弟君は、あまりスマートでない不器用タイプなんですが、長距離歩行が平気で、背も高く、体重もあり、ごっつい体格で、力も強いです。

だんだん、武術に興味が出てきたのか、積極的になってきました。

彼の隠されている欲求を汲み取りまして、スパーリングをやってみました。

ライトコンタクトでパンチOK、キックOKルール。

私はここ何年も推手ばっかりで、この手のスパーリングからは長く離れておりましたから、刺激的です。

顔面パンチを2発も食らってしまった。

化勁できたのでダメージはないですが、勢いつけて、体重載せられてたらノックアウトだったかも。やばいやばい。ナックルパンチですし。

正規に武術を学んだことのない彼、力づくで腕を取りに来たり、首を絞めてきたりするんですが、体格も力も、彼の方が勝っておりまして、そのペースに付き合っていると、けっこう厳しいです。

彼には好きにやんなさいと言ってるし、私の方は怪我をさせないように気を使いますので、同じペースだと押され気味です。

うっかりしたら負けそう。

先生として、ちょっとは威厳を見せねば。

彼の父親より、私の方が年上なんですよね。

それで、スパーリングの中でやると危険なので迂闊にできないのですが、こういうとき太極拳では、こうするんだよと、デモンストレーションしてみました。

私が押されて負けかけているシーンを再現してもらい、そこから按勁をかけて、スコーンと垂直に落っことすってのをやりました。

見事にひっくり返りです。

ガツンと当てるパンチじゃなくて、勁が浸透する掌打も軽く味わってもらいました。

動きの中じゃないし、解説しながらなので、インチキ臭いですけど、動きの中でやったらホントにケガさせるしなあ。

実際、肘をグキッとやってしまいました。力ずくでこられると、手加減もけっこう難しいです。

これで彼も、もうちょっと用心深くなることでしょう。

でも、太極拳をやる前に、こんなかんじの打ち合いをやっとくのは、とてもいいと思います。

打ち合いを経験せず、勁だの気だの言ってるのは、とってもインチキ臭い。

私にとっても、素人の若者とのスパーリングは、とってもいい体験です。

今の私の周りで、こんな迂闊な攻撃をしてくる人は、そうそうおりませんが、路上の乱闘って、こんなかんじでしょう。

より実戦に近い練習かもしれません。

私はまだ、弟子をとれる立場じゃないんですけど、弟子を育てるってのは、こういうかんじなのかなあ~とか思ったりしております。

 

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