太極拳に向く人、向かない人

「私は太極拳に向かないのでしょうか?」と、推手道場での練習中に、ふだんあんまりお手合わせしない人に唐突に聞かれまして、反射的に「向かない人なんていない」と答えてしまったのですが、いや、どうだろう?

私が「向かない人はいない」と答えたのは、太極拳は、自然な人間の構造に合わせて作られているのだから、老若男女、向かない人は基本的にいない、四肢の欠損とか奇形などがあれば、もしかしたら向かないかもしれないな…という感覚で答えたのです。

でも、たしかに、この方、長年通っている割に、一向に上達してません。

今度の発表会用の演目を練習されているのですが、さっぱりできず、先生にも怒られて、しょげてるみたいなのでした。

発表会用演目とか、怒る先生とか、それらのことはさておき、上達しない理由は明らかです。

指導やコーチ、アドバイスされたことに対して、「でも…」と言い訳したり、「楽しければいいんです」と、話を明後日の方に飛ばしたりして、練習しないのに、気がどうのこうの、細かくも理解できないことばっかり聞くからです。

細かいことは気にしないで、まずは常に虚霊頂勁、気沈丹田でありましょうと言って、UFOの宇宙人に吊るされている理論を説明しましたが、すぐ忘れてしまうそう。

来週はそれでやります、みたいな答えでしたが、いや、来週ちゃうねん、今この瞬間から、ずーっとや! …ってことがわかんないようで、太極拳に向いてないのじゃなくて、学ぶことに向いてないのかなーと思った次第。

うちの自治会教室に来たら、デモもへったくれもなく、基本功ぶっつづけとか、課題を隙間なく与えて、余計なことを考えるヒマをなくして差し上げるのですが…。

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