いやー、小説を書いていると、物知りになりますね。
杜毓澤なんて、拳児にちょろっと名前が出てきただけの人でしかなかったですが、調べてみると、ドラマチックな人生だったようです。
このころの激動の時代を生きた人は、みんなドラマチックだったでしょうね。
陳発科の次男、陳照旭は紅衛兵に射殺されたと小説で書きましたが、チャットGTPからは、厳密派から突っ込まれるぞ、と注意されました。
でも、フィクションですし。
フィクションでないところを言うと、陳氏四天王のおひとり陳小旺老師の御父上が、陳照旭です。
今につながってきますねえ。
中国武術界重鎮の父上が、そんな運命を辿っていたとは。
表に出てこないドラマや葛藤など、いろいろあるんじゃないかなあーと、妄想しております。
現在存命中の有名人は、そのまま出すと、何かと差しさわりがあるような気がするので、出しませんが、もしかすると名前を変えて登場させるかも。
それから、台湾の故宮博物館は昔行ったことがあるのです。
1996年くらいだったか、私が最初に勤めていた自動車販売店の隣に、カレー屋さんがありまして、昼飯はたいがいそこだったのですけど、そこのおばちゃんが、元ミス台湾(自称)でした。
旦那さんは日本人の工場経営者で、工場の片隅がカレー屋さんだったんです。
え、ミス台湾? って感じでしたけど、台湾からの留学生たちの面倒も見ておられて、ええおばちゃんでした。
おばちゃんのお母さんの70歳のお誕生日パーティーが台湾であるということで、誘ってくれまして、会社の先輩も一緒に台湾に行きました。
パーティーは100人くらいの規模で、みんな親戚ってことで、すごかったです。
日本から来た!と紹介されて、大歓迎されまして、鶏の頭の一番派手なところを出してくれました。
うーん、トサカが嚙み切れん!と焦ってたら、君はええ奴やなー、これは食うもんとちゃうねんで、とおばちゃんの親戚が教えてくれたりして。
タバコも吸え吸えと勧められて、困りましたが、楽しいパーティーでした。
夜は、先輩が、ちょっと散髪に行ってくるわ! と言って、えらい長いこと散髪に言ってましたが、このエピソードは小説には書きません。お子様向けの話ではないので…。
翌日、おばちゃんの親戚の大学生のカワイ子ちゃんのガイドで、故宮博物館に行きました。
大阪府立大学(現大阪公立大学)の留学生で、日本でもちょいちょい見かけていた子です。
おばちゃんも一緒でしたけど、ウキウキでした。
キリギリスの白菜、見ましたねー。
衛兵の交代が見ものだったように思うのですけど、ネットで調べても出てこないので、記憶違いかも。
どこかの山にも連れて行ってもらいました。親戚の兄ちゃんが運転するフォルクスワーゲンのバンで。
自然は美しかったような気がしますが、経済発展のさなかで、排気ガスなど公害問題があったらしく、鮎がいなくなったとかなんとか聞いたなあ。
ちょうど李登輝が選挙で当選した直後でありまして、選挙の幟を片付けているところでした。記念に幟をひとつ持って帰ったんですけど、いつのまにかなくなってしまって、残念。
小説を書いていると、いろんなことも思い出しますね。
あらためて調べて、そうだったのかーと思うことがあったり。
私のいとこの嫁入り先が、日本が統治していた時代の台湾の総督府の関係者だったそうで、話を聞いてみたい気もします。
小説「太児」はこの後、行方不明になった父、侠太郎の捜索のため、庵天先生が日本を離れるところで、第一部を完了させようと思っております。
第二部は、「拳児」を踏襲しまして高校生編。
拳児と太児と美鈴はエリート校に進学し、晶は学生起業家となりブイブイ言わせております。
太極拳は東山先生から教わりつづける太児ですが、ひそかに中国語の勉強を始めています。そして、工作員としての軍事訓練を、ひそかに春子より仕込まれます。
愚連隊のボス、トニー谷(イヤミ先生似のナンパ拳法の達人。そろばんを武器にする)との抗争がキッカケとなり、太児は停学。旅に出ます。
父(侠太郎)と、師匠(庵天先生)の消息を追って台湾、香港、陳家溝へ。
ふたりは無事なのか?
感動の再会。永遠の別れ。
その中で、残りの珠との不思議なめぐり合わせで、奇跡が起こりつづけます。
中国共産党の工作員、台湾政府のスパイ、連環のエージェント、日本の新設スパイ組織の諜報員などが、日本、台湾、中国で複雑に絡み合います。
中国独裁政権は、ほころびが大きくなり、ついに崩壊!
もちろん七珠が崩壊劇に絡むわけです。
そして、大団円。
新しい世界が始まります。
太児は、太極拳の正統な伝承者になり、人類の文明と健康に貢献する人生を歩みだします。
ほんで、美鈴と結婚して、またドンくさい子が生まれ、拳二に鍛えられるっていう壮大なストーリーを、ぼやっと構想しておりますが、書き切れるかなあ…。

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