小説

小説

小説「太児」第六十八話

この物語はすべてフィクションです。第六十八話 無手対武器と陳王廷の教えのこと下段に構えた藤吉が、スタスタと近づいてくる。「お前が剣を持ったら、もっと面白かっただろうな」太児は間合いを外して、後ろに下がる。お互いが円を描くように、左に進む。(...
小説

小説「太児」第六十七話

この物語はすべてフィクションです。第六十七話 藤吉との再会と剣術のこと「柔太児選手、こちらへどうぞ」大会案内係が、太児をコートに誘導する。相手に怪我をさせないルールだと聞いたが、試合を見ていると、そんな紳士的な選手ばかりでもなさそうだ。さき...
小説

小説「太児」第六十六話

この物語はすべてフィクションです。第六十六話 流星錘と拳銃と算盤のこと「さすがざんすねえ。ほれぼれしたざんす」コートを退場してきた東山先生を迎えて、トニー渓が言った。「でも、あれじゃ、盛り上がらないざんす」「そうかね。わしゃけっこう楽しんだ...
小説

小説「太児」第六十五話

唐突ですが、トニー谷の名前を改めます。フィクションだし、往年のコメディアンってことで、別にいいような気もしますが、思いついた今後の展開は、ちょっと危ない方向に走ってまいりますもんで、関係者各位にご迷惑が掛かってもいけないなーと思いまして。悪...
小説

小説「太児」第六十四話

この物語はすべてフィクションです。第六十四話 八極拳と少林寺拳法のこと「あー、お腹空いたわ」美鈴が試合場から外に出ると、観客席にタコ焼きの屋台が出ていた。「おいっ、美鈴やんけ。何やってんねん」「あれっ、晶ちゃんのパパ。こんなところでお店出し...
学習・資格・教養

生成IAの罠

小説「太児」を書くのに、AIを駆使しております。チャットGTPだけですけど。続きを書いてくだされとお願いすれば、何パターンも出してくれるので、それをヒントにして物語を進めていっています。小説の大枠は頭の中にあるので、その流れの中でですけど、...
小説

小説「太児」第六十三話

この物語はすべてフィクションです。第六十三話 勝負とルールのこと「太児、来てたのか~。ビックリしたぜ」選手控えコーナーにいた太児に、コートから退場してきたヒロが声をかけた。「ぼくもビックリですよう。ヒロさん、常連選手なんですか?」「いや~、...
小説

小説「太児」第六十二話

この物語はすべてフィクションです。第六十二話 怪我をさせない裏武術家達と武器のこと第一回目の対戦が、4つのコートで同時に始まった。勝ち残りのトーナメント形式ではない。負けても次の会に出場できる。人数が多いので、総当たりとはならないようだが、...
小説

小説「太児」第六十一話

この物語はすべてフィクションです。第六十一話 天下一武道会のこと朝、駅に向かって歩きながら、太児は拳二に聞いた。「少林寺拳法部はどう?」「歓迎してもらっているけど、高校から始めた先輩がほとんどで、黒帯の俺は、なんだか居心地悪い感じ」「気を遣...
小説

小説「太児」第六十話

この物語はすべてフィクションです。第六十話 ミスタートニー谷参上のことどこから現れたのか、細身でスーツ姿の男が、芝生の上に立っていた。蝶ネクタイをして、やけに前歯が長い。「えっ……?」周囲の人たちが、一斉に彼を見る。場違いな雰囲気に、一瞬ざ...
小説

小説「太児」第五十九話

この物語はすべてフィクションです。第五十九話 公園で推手と怪しい男のこと日曜日に、太児は電車に乗って、陵森(みささもり)公園に来ていた。駅を出ると、青空に、真っ白な気球が浮かんでいるのが見えた。気球に向かって歩いていくと、大きな日の丸が見え...
小説

小説「太児」第五十八話

この物語はすべてフィクションです。第五十八話 太児の自主トレのこと家に帰った太児は、制服を脱ぎ、いつもの練習着に着替えた。トレーナーと、ポケットのたくさんついているカーキ色の軍用パンツのレプリカが気に入っている。ミリタリーオタクではないが、...
太極拳

中国の行方

小説「太児」の高校生編では、太児は、行方不明になった侠太郎と庵天先生を追い、台湾、香港、大陸と旅をし、7つのボールを集めていく中で、仁義礼智信厳勇のパワーが、中国共産党の野望を打ち砕き、全部揃ったときに神龍が現れ、易姓革命が起こり、独裁政権...
小説

学園小説「太児」第五十七話

この物語はすべてフィクションです。第五十七話 高校生になった太児のこと朝、制服のネクタイを結びながら、太児は鏡の前に立った。背はそこそこ伸びたが、平均よりは低いかもしれない。体重は、少し平均を上回っているかも。「もう高校生なのねえ。ネクタイ...
小説

川島芳子自伝

小説「太児」は、高校生編を書きだしております。まだ、アップしてなくて、下書き中。清国から中華民国、中華人民共和国になる辺り、実はあまり知らなくて、チャットGTPに聞いて勉強しながら書いております。ラストエンペラーの時代です。興味深いというか...
小説

小説「太児」第五十六話

この物語はすべてフィクションです。第五十六話 雪の中で套路のこと「あまり遅くなると、お母さんに心配をかけるからな。そろそろ帰るか? お土産は猪肉だ。自分で解体したと自慢したらいい」「ええ~。ビックリするかも」そういって、肉の詰まったジップロ...
太極拳

サボると気づく

小説「太児」もだいぶ進んできた感じです。読み返してみると、辻褄が合わないところがあったり、まわりくどかったりですが、お終いまで進んでから、全面手直しして、出版を考えよう。最初は、アマゾンで無料で…と思ってたんですけど、なかなかの大作になって...
小説

小説「太児」第五十五話

この物語はフィクションです。第五十五話 庵天先生の旅立ちのこと太児が目を覚ますと、ベッドの上だった。「太児、起きた? あなた昨日、ピアノを弾いているうちに寝ちゃったのよ。もう、すっかり重くなっちゃって、ベッドまで運ぶのが大変だったわ」「えっ...
旅行

小説を書くと物知りになる話と、第2部の構想

いやー、小説を書いていると、物知りになりますね。杜毓澤なんて、拳児にちょろっと名前が出てきただけの人でしかなかったですが、調べてみると、ドラマチックな人生だったようです。このころの激動の時代を生きた人は、みんなドラマチックだったでしょうね。...
小説

サバイバル小説「太児」第五十四話

この物語はすべてフィクションです。第五十四話 故宮博物館と信の珠のこと「ところであなた、台湾には観光旅行に来たの?」輪の中の年配の女性が、太児ににこやかに話しかけてきた。「え、ええ。まあ…」「台湾に来たのなら、故宮博物館には絶対に行かなくち...
小説

旅行小説「太児」第五十三話

この物語はすべてフィクションです。第五十三話 父の出張と台湾の杜毓澤のこと太児の父の侠太郎は、海外出張とのことで、家を空けていた。会社の取引のために台湾へ行くとのことだった。これまでも一週間や二週間、お父さんが海外出張に出かけることはよくあ...
小説

書道小説「太児」第五十二話

この物語はすべてフィクションです。第五十二話 書道と太極拳のこと学校では、お習字の時間。新年を迎えて、書初めだ。教室には静けさが流れ、みんなが硯に向かって墨をすっている。「……あっ!」太児が手元を滑らせ、机に墨をこぼしてしまった。真っ黒な水...
小説

追跡小説「太児」第五十一話

この物語はすべてフィクションです。第五十一話 アパートの地下設備と智の珠のこと「この義の珠、どうします?」と、侠太郎が庵天先生に聞いた。しばらくして、庵天先生が答える。「珠が選んだ者が持つのがいいような気もするが、テッちゃんに持たせておくの...
小説

マッドサイエンス小説「太児」第五十話

この物語はすべてフィクションです。第五十話 洗脳薬とゾンビ化薬のこと庵天先生のアパート。窓から見える湖面に星明りが映る。太児の父、侠太郎がきていた。アパートには他の住人もいるはずだが、ひっそりしていている。「…義の珠に関わる経緯が、かなり判...
小説

暗号小説「太児」第二十四話 修正版

さて、連載の途中ですが、前にアップした回を書き直します。えーっ、そんなんあり??いいではないですか。個人のブログに連載しているだけですし。これが新聞連載とか、雑誌に連載だと、困りますよねえ。私はプロの物書きではないので、ええのです。「七つの...
小説

道徳小説「太児」第四十九話

この物語はすべてフィクションです。第四十九話 スパイダーネットと五常の徳のこと学校は厳重に警戒されていた。校門の前に先生が立ち、生徒を見守り、不審者が入らないようにチェックしている。「今さら襲ってくる人もいないと思うけどなあ…」と太児が言う...
小説

教育小説「太児」第四十八話

この物語はすべてフィクションです。第四十八話 心神喪失とインテリジェンスのこと「この前の通り魔は、どうやら心神喪失ということで、無罪らしい」お父さんが新聞を読みながら言った。「心神喪失って…?」太児が沢庵をかじりながら聞く。「心神喪失ってい...
小説

児童小説「太児」第四十七話

この物語はすべてフィクションです。第四十七話 子供向けの練習のことキャンプ場でのランチは、庵天先生の手作りだ。水餃子と陳家溝家庭式白菜炒、そして鷄蛋麺。「どうだ。なかなか凝っているだろう」「キャンプ料理とは思えないけど…」「でも、おいしい!...
小説

青春拳法開眼小説「太児」第四十六話

この物語はすべてフィクションです。第四十六話 太極拳の套路のこと「たいていの武術は、対人間用に作られている。マサイ族はライオン相手に戦うそうだが、我々の武術はライオンや熊を想定していないし、ゾンビも想定していない」庵天先生が皆に言った。「だ...
小説

ゾンビ小説「太児」第四十五話

この物語はすべてフィクションです。第四十五話 ゾンビドラッグと通り魔のこと通り魔学校侵入事件は、大きなニュースになり、学校の安全対策については、社会問題になった。死傷者が出なかったことは幸いだったが、犠牲者が出てもおかしくない状態だった。精...
小説

事件簿小説「太児」第四十四話

この物語はすべてフィクションです。第四十四話 通り魔とガラクタ武器のことそれは、突然だった。校舎の廊下に、怒号と、金属を引きずるような音が響いた。「お前ら、ぶち殺したるううう!!!!!」窓が割れる。男が刃物を振り回している。通り魔だった。焦...
小説

道徳教育小説「太児」第四十三話

この物語はすべてフィクションです。第四十三話 正義と平和と命のこと黒板に、チョークで書かれた大きな文字。「正義・平和・命」道徳の時間。今日は堤先生の授業だ。おっとりした口調なのに、言葉にはいつも芯がある。教室は、昼休み明けの眠気も吹き飛ぶよ...
小説

正義の小説「太児」第四十二話

この物語はすべてフィクションです。第42話 正義と道徳と信念と達人のこと夕食の時間、太児は父の侠太郎に聞いてみた。「お父さん、正義って何? 国や時代で変わるものなの?」「太児、ずいぶん、深いことを考えているんだな…」「法律を守ることが正義で...
小説

経済小説「太児」第四十一話

この物語はすべてフィクションです。第四十一話 罪や恐怖、経済と徳のこと2杯目のコーヒーを飲みながら、ヒロが語る。「太児が行った昔の世界では、盗賊を殺してもお咎めなしだろう。俺の現実世界では、俺は逮捕され、牢屋に入れられた。社会も法律も全然違...
小説

戦争悲劇小説「太児」第四十話

この物語はすべてフィクションです。第四十話 抗争や後悔のこと「特別永住者って?」「戦前から日本に住んでた朝鮮人と台湾人、その子や孫のことだ。前の戦争中は、朝鮮も台湾も日本が統治してたもんで、朝鮮人も台湾人も日本国民だったんだな。ところが日本...
小説

国際小説「太児」第三十九話

この物語はすべてフィクションです。第三十九話 太極拳と極真空手と特別永住者のこと「まあ、休憩としようぜ」ヒロがバッグから小さな金属部品を取り出して、カチャカチャと広げ、黄色いボンベにつなげて岩の上においた。「それも武器?」「これは、市販のキ...
小説

バトル小説「太児」第三十八話

この物語はすべてフィクションです。第三十八話 庵天先生とヒロさんの対決のこと「ふむ…きてたのか」低く落ち着いた声が、松林の奥から響いた。太児とヒロが振り向くと、庵天先生が涼しい顔で立っていた。「先生!」太児はぱっと表情を明るくしたが、ヒロは...
小説

武器小説「太児」第三十七話

この物語はすべてフィクションです。第三十七話 暗器と謎の男のこと「太児、大丈夫?」お母さんに声をかけられて、太児は目を覚ました。起き上がって時計を見ると、ベッドに戻ってからまだ10分も経っていない。「うん、だいじょうぶ」さきほどは、頭がどん...
小説

平和小説「太児」第三十六話

この物語はすべてフィクションです。第三十六話 逃亡兵と平和的武力解決のこと粗末な小屋の中に、太児は座っていた。顎から長い白髭を垂らした老人が、土間に置かれた低い椅子に腰かけ、低い机に向かって筆を走らせている。窓の扉は開けられ、部屋にはやわら...
小説

戦争小説「太児」第35話

この物語はすべてフィクションです。第35話 戦いと殺戮と正義のこと太児はしばらく起きられなかった。人が死んだ!殺してしまった!いや、殺したのはぼくじゃない。でも、人を斬った!でも、じっとしていたら、斬られて死んでいたのはぼくだ!でも、あれで...