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先約優先

このブログを読む方からは、私って、50代にして太極拳ばっかりやってる暇な人に見えるかもしれませんが、これでも、いろいろと役職についているのです。

マンション建替事業の役員としてまあまあ重要なポジションにおりますし、所属している倫理法人会でもまあまあ重責ある役職を賜ってしまったし、所属している三線教室は、まいど準備から後片付けまで担当しておりますし、自治会の役員にもなってしまって防災担当です。

その合間に、実家の家業である不動産賃貸管理の仕事をやっているかんじです。

頼まれごとは試されごと、声をかけられたら0.2秒で答えは「はい」か「イエス」、語尾に「喜んで!」をつけろと教育されておりますので、どんどん役が増えてくるのです。

以前、6つ所属していた太極拳教室のひとつからも役員就任を要請されて「はい、喜んで」と答えたことがありましたが、無かったことになったようで、セーフでした。

ロクでもないと思っている教室なんで、気乗りしてませんでしたが、もし役員になったら、練習内容やカリキュラムに、おもいきりダメだししようと企んでおりました。そこに気づかれて外されたのかも。

それはさておき、これだけ役があると、会合だとかイベントだとか、日程が重なってきます。

「気まぐれオレンジロード」みたいにテレポーテーションで掛け持ちすることもできませんので、どれかに参加すれば、どれかは欠席することになります。

(※気まぐれオレンジロードは、超能力少年の春日恭介が、ふたりのカワイ子ちゃん、鮎川まどかと檜山ひかるを二股掛け持ちするラブコメディです。昭和の人気漫画。少年ジャンプ)

恭介君は女の子に優先順位をつけられませんでしたが、お役には優先順位をつけねばなりません。さて困った、となります。

私は、基本的には「先約優先」ということにしております。

家族との約束事が一年前から決まっておれば、それが優先。先日は、家族で出演する音楽会がありまして、重なっていた他の二つの行事は欠席させてもらいました。

欠席も、根回ししたり代役をお願いしたり、なかなか手間のかかることではあります。

おかげで、子供も妻も、期待通り楽しく過ごせてよかったです。歌とピアノと縦笛と三線と、わがファミリーは5つも出番がありました。よかったよかった。

先約優先と決めておけば、あまり悩むこともないので、精神的には楽です。どっちを断ろう?という選択に悩むことはなくなります。

それより、欠席の穴埋めをどうしようかという、前向きな方向に思考を働かせることになります。

どちらも重要、案件は決まっているけど、日程だけが未確定という場合もあろうかと思います。

その場合は、どの案件が優先かをあらかじめ決めておき、その日程が確定するまで、他の案件は、重なりそうな日にちに入れない、もし先に打診されたら、回答を保留する、その事情も先に正直に言っとく、ということにしています。

あとから入った案件に振り回されて、変更変更また変更と、バタバタしないで済みます。

保留は、相手方に「天秤に載せられている」と思われるかもしれませんけど、自分の価値観をはっきり示しておけば、「ああ、こういう人なんやな」と理解しといてもらいます。

こうしておけば、価値観の違いすぎる人からは、声をかけられなくなりますし、価値観に共感してくれる人からは、要件を頼まれるときにも気遣ってもらえます。

私はもう会社員ではないですが、この態度を貫いておけばブラック会社の社畜にはならずに済みます。

社用よりデートを優先させれば、たぶんクビになりますので、あと腐れもなくスッキリですね。

私の気分的には、家族が第一優先。(昔は一番最後でしたが、娘が生まれ、父がボケ出してから変わりました)

次は太極拳ですが、太極拳行事を優先しているのではなく、学習と鍛錬を優先しているので、あまり時間に縛られていません。教室は休む方が多いです。

自主練習は早朝でも夜中でも、いつでもできますから、もっとも集中して、時間をとっているのが太極拳になろうかと思います。

こういう時間の使い方ができるようになったのも、50歳も近くなってからですが、けっこう充実した日々を過ごしておりますよ。

パパだよ:
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