自治会太極拳教室のメンバーで、すごく上達されている人がいます。
もともと他の陳式太極拳教室にも通い、推手道場にも来られている方で、まあまあなお年(太極拳愛好者の平均的年齢層)の女性です。
とくに推手は、他の方々より、飛びぬけて上達されました。
陳式の進一退一もできるし、勁のやり取りも自然な感じになってきました。
素直で覚えがいいので、教え甲斐があるというか、私も勉強になります。
教える時って、相手のレベルに合わせますので、初心者相手だと、自分自身が探求しているレベルの話ができないのですけど、自分に近いところまで上達してきてくれれば、私自身が、なんとなくフワッと理解している感覚を言語化しようとするので、より明確になります。
自分で言ってて、なるほど、こういうことか、と発見して、作りかけの教科書を書き換えたり。
前に先生に習ったことも、あらためて理解できます。
インプットしたことは、アウトプットすることで、より理解が深まるといいますが、アウトプットもそれなりのレベルの場でアウトプットしないと、表現しきれないですね。
それで、なるほどなあーと思えたのが、徒弟制度です。
やっぱり十羽一絡げの教室では、アウトプットし切れないです。
見込みのある人と、マンツーマンや少人数で、じっくり研究することで、本当にアウトプットできます。
私程度のレベルでさえ、そうなもんです。
より高度なレベルとなれば、ますますしっかりした練習相手、研究仲間が必要となることでしょう。
しかし、相手が自分と同じ年とか、年上の場合、お互いのレベルアップはできても、次の世代につながりません。
年下の、センスのいい、素直で、ちゃんとやる相手が必要です。
自分が年老いてできなくなっても、勝手にどんどん研究して、未来につなげていける人材が必要です。
それが、弟子なんでしょうねー。
伝統、伝承って、そんな風に回っているのだなあ。