X

脳科学とランドマークブレークスルーテクノロジーと太極拳

ちょびちょびと、気づくたびに書いてきましたが、ここらでまとめておきます。

昨年末に受けた、脳科学プログラム「ブレークスルーテクノロジー」(アメリカ・ランドマークワールドワイド株式会社)が、武術面に及ぼした効果です。

なお、このプログラムは、人生のどんな分野にでもトランスフォーメーション、ブレークスルーを起こすことを狙ったプログラムでありまして、武術用ってわけではありません。

私も、本業の不動産賃貸業や、人間関係等にも、これまでとの違いができておりますが、このブログの読者さんは、主に太極拳に関心のある人だと思いますので、そっち方面に絞って書きます。

目次

古人の脳科学

さて、昔から武術と脳科学って、深い関りがあったと思うのです。

心、神、意、気、形なんてのは、モロに脳科学です。

沢庵和尚による柳生流へのコンサル記録「不動知神妙録」に書かれていることや、植芝盛平や塩田剛三の言っていることも脳科学といえるんじゃないかと思えます。

現代の入門書やノウハウ本は、上っ面のテクニック書が多いように思うのですけど、スポーツでも武術武道でも、基本を学び、体の使い方がわかり、技術も付いてきたら、メンタル面が重要になります。

ポジティブに頑張ろう!みたいな気分盛り上げじゃなくて、人間の脳の働きです。

いくら地道に努力しても、それだけでは、限界にぶつかります。私も限界を感じてました。

マインドフルネスで、集中して頑張ったり、座禅を組んで瞑想、静かに内観していくのは、とても良いと思うし、私も毎日站樁功(立禅)をしております。

しかし、自分ひとりでは、自分の奥底にある、自分で作ってきた器に気付くのが難しいです。

そこに気が付かねば、突き抜けたような進化は起こらないです。

師匠やコーチに導いてもらうことは効果的ですが、スポーツのコーチや武術の師匠は、目指す道の先にいる人です。

進むべき道を示してくれ、器を大きくしてくれますが、まるで違う視点からのトランスフォーメンションは起きにくいと思うのです。

(まったく起きないわけではありません。安田先生には、だいぶんパラダイムシフトを起こしていただきました)

沢庵和尚は剣術家ではありませんでした。禅の世界感からパラダイムシフトを起こしたのです。

一瞬のパラダイムシフト、トランスフォーメーションを導いてくれる、沢庵和尚のようなメンターに代わるのが、現代の脳科学の教育プログラムではないかと思えます。

社会人向け教育プログラムには、経営者向き、セールスマン向きのものが多いです。ビジネスの成功をめざすもの、コミュニケーション能力を高めるものなど、多くの教育プログラムを受講してきました。

アスリートやアーティストも受講する人は多いようですが、私は、武術とつなげて考えたことはありませんでした。

武術修行も進み、単なる強さ比べや技術面でない本質的な部分に考えが及ぶようになり、限界を感じてきたころ、たまたま勧められて、ブレークスルーテクノロジーコースを受講して、限界を突き抜けたのです。

限界突破したこと

ブレークスルーテクノロジーは、限界突破の技術です。

私が何に限界を感じていたのか、気づかなかったことに気づけました。

パンチが怖くなくなりました

限界突破のひとつは、打撃に対する恐怖感がなくなったことです。

克服した、というのとは違う感覚です。正確には恐怖感はなくなったわけではなく、恐怖感があることは認め、手放し、自由になった感覚です。

これまで、対人練習をするとき、顔面への打撃はしないルールであっても、パンチに対する恐怖感が抜けませんでした。

怖いから、積極的に動けない。

ここに限界を感じていました。

コースを受けてからは、そもそも顔面攻撃はないし、来てもこの間合いなら対処できると、冷静な自信を持てるようになりました。

技術は会得しているのに、恐怖感のために有効に使えていなかったのです。

恐怖を手放すことで、自由になりました。

攻めるためらいがなくなりました

積極的に相手を攻められない限界も突破しました。練習相手に、技を効かせることにおそれをもっていたのです。

人の痛みに配慮しない人には、なりたくありませんが、遠慮しすぎて控えてしまっていました。

控える気持ちは消えてはいませんが、手放しておくことで、より充実した攻防を、楽しめるようになりました。

これは練習相手にとっても良い話ですね。

限界を作っていた原因

限界を作っていた要因は、コースで探求されます。

こわがりとか、ひかえめなどは、生まれつきの性格ではなく、過去の経験から作られた、自分の器でした。

小学生のころ、プロレスごっこで、おとなしい子を調子に乗っていちびってたら、ブチギレられて反撃を食らってボコボコにされたこと、フルコン空手のラッシュを浴びてボコボコにされたこと、弟がバイト先のトラブルでリンチに会い、顔面血だらけ腫れ上がってビビった記憶が蘇りました。

これらの経験が、パンチが怖い、恐れの源になっていたと気づきました。これに気づいて手放して、自由な感覚になりました。

また、技を控えるのは、昔、クラブの女の子に関節技をかけて、ゴキっとダメージを与えてしまったことがあり、それから怖くなってました。

恥をかかせることが怖いというのもあります。調子に乗ってたら、怒らせて反撃食らう恐怖があります。先ほどのプロレスごっこの記憶に支配されていたのだと思います。

これらを認識し、手放すことで、自由になりました。

太極拳への取り組み方の限界

コース受講前から、地道な努力と、安田先生の指導により、私の太極拳レベルは上がっておりました。

金メダルも取ったし、近隣のおばあちゃん達の健康にも役立ち、喜ばれておりました。

しかし、その辺が限界。それで十分満足な私でした。

次の目標はせいぜい全国大会かな?ってところ。

太極拳は、あくまでも個人的な趣味でした。

それが、コースを受けて、太極拳が人生のミッションになりました。

太極拳愛好者は年寄りばかり。

大会の選手はいても、本物の伝統太極拳は伝わっていない。このままでは、伝統の太極拳は滅亡する。

しかし、伝統の継承や普及に関して、無関心だったのが、それまでの私でした。

自分とは関係ない、自分が責任を負えるものではないと、限界付けていました。

コース受講後、その役を担おうという気持ちに変わりました。

個人の成績、メダルは、もはやどうでもよい。

本物の太極拳愛好家を増やそう、次の世代に広めたい気持ちが湧いてきました。

そしたら、子供食堂から声がかかったり、比較的若い世代からも要請が来るようになり、ついには、安田師父に正式に拝師もできました。

シニア教室は前からやってましたが、青少年クラスを増やして、ボチボチ生徒ができているところです。

習いたい人が現れれば、積極的に教えにいくようにしています。

思い起こせば、幼少の時から憧れていた人生って、これでした。

カンフー三昧で、毎日が喜びの日々になっています。

取り組み方の限界を作っていた要因

最も興味を持って取り組んでいた太極拳なのに、逃げていたことに気づいたわけですが、太極拳だけでなく、人生のありとあらゆるところで、責任者やリーダーになることを恐れて、逃げたかった自分に気づきました。

頼まれれば、嫌々ながらも一生懸命にやるんですが、自分からは積極的にやりたくなかったのです。

控えめなのは、性格のせいではなく、過去の体験が原因でした。

小学生のころのお楽しみ会での劇の脚本兼監督に立候補したことがあるのですが、本番でズッコケまして、まるでウケず、失敗したと感じたことがあったのです。

今思えば、役者がヘタクソだったからですが、当時は自分を責め、二度とリーダーにはなるまいと心に誓ったのでした。

それを思い出し、認識することで、責任者になる恐れを手放すことができました。

そしたらたちまち、活動範囲が広がり、自由な気持ちで取り組め、やり甲斐や充実感を得るようになったのです。

さらに、小説まで書けるようになりました。

小説、とりあえず始めました。これまでだと、批評や失敗を恐れて、公開しながら書くなんてできなかったかも。

答えがわからないのに手を上げる、みたいなもんです。

このことを認識したら、書きかけの小説を人目にさらすのが、怖くなくなりました。

これもブレークスルーです。

現実と自我の認識が変わりました

ブレークスルーテクノロジーコースの次のプログラム、アドバンスコースでは、また違った成果を得られました。

「気」が分かるようになったのです。

それまで、「気」なんてのはまやかし、そんなもんはない、と思っておりました。

コースでは、人間が作る現実をとことん探求します。

「気」も人間の言葉が作った現実だと理解しました。

あるといえばある、禅問答のようですが、これまでとまったく違う認識、現実感覚になりました。

今は太極拳を教えるとき、ごく自然に「気」と言っています。それがわかりやすく、伝えやすい。

自分とは何か、これもとことん探求します。

どこからどこまでが自分だという感覚が、変わりました。

推手の感覚も変わりました。相手と自分の境目がなくなり、すごくやりやすくなったのです。

塩田剛三の書いた本の内容が、すっきり理解できるようになりました。

脳科学プログラムの勧め

地道な修行でも、ずーっと続けておれば、そのうち悟るのかもしれません。生き死にに関わる体験をすれば、一瞬でひらめくのかもしれません。

しかし、55歳まで、悟りは訪れませんでした。生死にかかわる体験も、幸か不幸かありませんでした。

プログラムは、3日間とか4日間とかです。

お手軽なスケジュールで、限界突破できました。

脳科学プログラムは、意図的に研究されたものです。人によっては、ショートカットのインチキ、みたいに思われるかもしれません。

実際に、そんなプログラムに頼りたくない、自分なりに頑張りたい、と言う人はいました。

あたかも違法薬物に頼るかのような、批判的な声もありました。

でも、どうでしょうね?

パソコンがあるのに、紙と鉛筆で計算するような、クルマがあるのに、リアカーを引っ張って山を登るような選択をするでしょうか?

それも別に悪くはないですが、人生の早い段階で、とっとと限界突破しておいた方が、より有意義な人生を送れるような気もするのです。

パソコンや車を用意できない場合は、地味に時間をかけるしかありませんが…

そもそも太極拳のような武術自体、ショートカットな戦闘プログラムです。先人が何百年もかけて開発しました。

技術もへったくれもない、根性とパワーだけのぶん殴り合戦がやりたければ、わざわざ武術を学ぶこともありません。本能の赴くまま、暴れればよいです。

フィジカルが優れておれば、それでも十分戦い抜けます。ただし、限界突破は難しいかと。

というわけで、武術の限界を突き抜けたければ、脳科学はお勧め、というお話でした。

なお、こんな説明をするのは、たぶん私だけ。

人生の何にブレークスルーが起きるかは、個人により違うと思います。

ドラゴンパパ:
Related Post