ワールド・ビジョン・ジャパンは発展途上の国の子供を支援する団体であり、私はずいぶん前からエチオピアの子供に、月々4500円の支援をさせてもらっております。
寄付金は、その子の住む地域で、井戸を掘ったり学校を作ったりする費用に使われます。
我が日本も、戦後の貧困時代は支援を受ける側だったそうです。
私は、自分の子供が生まれる前からエチオピアの少年の支援をしてます。だいぶん大きく成長していると思うんですけど、たまに来るお手紙とか、レポートを見ていると、あんまり文章とかイラストに、成長を感じないなあ。
ちゃんとお勉強しているんだろうか。
ケニアのスラム街から京都大学の大学院生に
このたび、支援を受けて大きくなった子供がスピーチをするというイベントが、梅田スカイビルでありました。
WVカフェ・スペシャルin大阪です。私も子供と奥さんも一緒に参加してきました。
支援を受けているチャイルドって、どんなかんじなんだろ、と興味があったのです。
こられていたのは、エチオピアじゃなくて、ケニアの男性でした。スティーブン氏です。
(マサイ族の民族衣装をまとい、子供にも腰の低いスティーブン氏。撮影は、ワールド・ビジョン・ジャパンのスタッフの人)
現在、政府などの助成を受けて、京都大学の大学院で、農業の研究をしておられるそうです。
ワールド・ビジョンの支援を受けていたのは、ケニア・ナイロビのスラム街に住んでいた頃だったとのことです。
9人兄弟という大家族で、家族がてっとりばやく稼ぐためには、女の子は嫁入させて、男の子はギャングのメンバーにさせるというのが一般的な地域だったそうです。
しかし、母上が教育熱心な聡明な人で、支援や助成の話があれば、片っ端から申し込んで、兄上達も大学に進学できたって話でした。
日本に来て2年、スピーチはペラペラの英語だし、日本語も達者です。
たぶん支援を受けているチャイルドの中でも、特別優秀な方なんだろうと思いますが、自分が支援している子供が、こんなふうに立派に成長する助けになっているかと思うと、うれしいですねー。
ケニアといえば、オバマ大統領の父上もケニア出身だし、京大といえば、中華民国(台湾)初の民選総統の李登輝氏も京都帝国大学農学部です。
スティーブンさんも、帰国して国の子供達に夢を与えたいと言っておられましたんで、お国で偉い人になるんじゃないでしょうかねー。
その時は、一緒に写真に写ったと自慢しよう。そうしよう。
>>WVカフェ・スペシャルin大阪 Facebook(私もどこかに写ってます。)
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