武器の重さ

大刀の練習をするようになって、棍や木刀の重さを感じなくなってきました。

大刀が重いから、軽い武器の重量を感じなくなったという意味ではありません。

全身を駆使しなければならない大刀を扱うようになって、全身を駆使して刀や棍を扱えるようになった結果、ほとんど腕の力は使わなくて済むようになって、重さを感じなくなったということです。武器の重量を、全身で分散できるようになった、ということです。腕力じゃなくて、足裏や丹田に担当させることができるようになったということです。

大刀は覚えたてで、まだスムーズに振れず、腕の力で振り回している感じはあります。

しかし、以前から練習している刀や棍を振るのに、腕の力はほとんど使っていないような感じになってきました。

楽々です。これはなかなか新しい感覚です。

そして、徒手空拳の套路でも、腕の重さはすべて丹田に集約できるようになりました。

ドスンと構えておればいいです。とっても楽です。

ボケーッとしながら套路練習していても、呼吸が体の中心に作用して、手足は勝手に動いているような感じで、気づけば74式終わっているという感じです。疲れません。いくらでもできます。

それが、二路でも刀でも、同じようなかんじになってきた次第です。

コメント

  1. 60代おやじ より:

    60歳から陳式系統の通信教育で太極拳を始めました。仕事都合で教室に通えるのは平均して2ヶ月に1回程度。現在63歳です。この流派の24式を覚えたところで採気功を重視するのが特徴です。一人で練習していると「これは正しいのか?」「自分は上達してるのか?」と不安です。50代パパ様のブログを拝見してきましたが、他に幾多ある太極拳ブログの中でも本物の香りがします。今はかの安田先生にご指導を頂いているとの事ですが、長い間独習されてきたとの由。それでかなりの上達を遂げられた秘訣が知りたいです。真剣に50代パパ様に教わりたいと思っていますが、何かアドバイスを頂けないでしょうか?唐突にコメントを差し上げたうえ、誠に厚かましいとは存じますが、何卒よろしくお願いします。