歌の指導と太極拳の指導

娘のボーカルレッスンに同行しました。

私は送迎係なんですけど、先生は倫理法人会でもお馴染みだし、遠慮なし。

教室で撮影係もやったりして。

合唱部の娘はクラシックな歌い方が得意ですが、ポピュラーソングへの憧れもあるようで、両方教えてもらってました。

前回は体験レッスン、今回が本格的に一時間のレッスンでした。

その向上たるや目覚ましい。先生の指導が抜群なのです。

どのように声を出したらいいか、意識の持っていきかたみたいなことを、わかりやすく伝えてくれます。見本も見せてくれます。

(郷ひろみみたいに、との昭和ネタは娘には伝わらなかったようですが)

私も日頃の太極拳指導では、心がけているところでありまして、先生の工夫が、よーくわかります。

まず、ほめる。

改善点を伝えて、改善の結果の見本を見せる。

やらせてみて、効果を実感させる。

ちょっとでも改善があれば、ほめる。

その繰り返し。

山本五十六も言ってましたね。

やってみせ、言って聞かせて、 させてみせ、 ほめてやらねば、人は動かじ。

その逆、ダメ出し指導は、上達につながらないです。

太極拳指導で、ダメなところを伝えると、意識がダメなところに向かいますので、ダメさ加減が増幅します。

ダメの指摘のあと、理想像だけ伝えても、その間が繋がらないので、上達に向かいません。

逆に絶望感を与えてしまいかねないです。

私の場合、ダメな部分はとりあえずおいといて、意識を全然別のところに向けて、改善のための動作を繰り返させたりします。

ダメの原因は、ダメの部分にあるのではなく、ぜんぜん別のところにあるからです。

急にダメが治るわけではないので、ダメな部分はあいかわらず目立っていますが、そこには意識を向けさせない。

指摘したくなるのを我慢する。

ここは、根気が要ります。指導者にも。

つい、指摘してしまうと、元に戻ってしまう。

私が主催する教室の場合、指導者は私だけなので、私の考える順番通りに、時間をかけて修正、矯正できるのですが、複数の指導者がいる場では、これがむつかしい。

それぞれの指導者が別々のところを見ていて、別々のことを言うので、ひとつひとつは正しいかもしれないのですが、順番がぐちゃぐちゃになって、習う方は混乱してしまって、結局元通り、生徒が自分で悟るのを待つしかないってことになります。

センスのある人じゃないと、気づけません。

センスのある人でも、余計に時間がかかります。

というわけで、指導の在り方って、難しいです。

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