ここでは、ギターをちょっとかじってはみたけれど、うまく弾けないもんでウクレレならどうかなーと考えておられる方向けに、ウクレレの魅力を書いてみたいと思います。
ウクレレって小さいし、弦も4本だけだし、ギターを始めるより簡単です。
・・・といいたいところですが、そうでもなくって、ウクレレの世界も奥深いです。ギターのミニチュア、オモチャではありません。(写真のウクレレは子供のおもちゃです。あしからず)
その違いをざっとご紹介いたしましょう。
目次
ギターとウクレレの違い
同じ弦楽器ですけど、ウクレレとギターでは、ずいぶん違いがあります。
ギターにつまずいた方が、ウクレレに挑戦する前に、知っておくべき違いを並べておきます。
ウクレレの大きさ
ウクレレの大きさは、指先から肘くらいまでよりかはちょっと長い程度の、小さなものが基本です。
ネックのながーい、ソロコンサート用や、小さめのギターかと思えるようなのもありますが、ウクレレらしいのは、小さいソプラノウクレレでしょう。
ソプラノウクレレなら、どこでも持っていきやすく、宴会芸にも使いやすいかと思います。
ボディの形は、ギターのようなひょうたん型と、パイナップル型がありますけど、これはお好みでよいかと。
ウクレレのチューニング
ウクレレのチューニングは、ギターでいえば、5フレットにカポタストを巻いて、5弦と6弦はなくって、4弦は1オクターブ高いという状態になります。
コードでいえば、4弦G、3弦B、2弦E、1弦Aです。4弦は1オクターブ高いので、3弦解放が一番低い音になります。
4弦を太いのに変えて1オクターブ下げる、ローGというチューニングもあって、こちらの方がギター経験者にはしっくりくると思いますが、ウクレレらしい音色になるのは、やはり、レギュラーチューニングの方でしょう。
ソロ演奏でベース音も入れたい時は、ローGがいいんでしょうけど、そういう弾き方はギターのほうがやっぱり、むいてます。
4弦しかないウクレレで、1本をベース用に使ってしまうと、和音の響きが薄くなってしまうような気がするのです。
少ない弦で、ソロを自由自在というのは、もしやするとギターより難易度が高くなるかもしれません。
でも、ウクレレはウクレレぽいのがいいですね。
ウクレレの弾き方
コードの押さえ方は、4本弦ですからギターよりは楽です。覚えるのも楽でしょう。
ギター初心者が苦労するといわれるFコードみたいな、指に力を入れる押さえ方もないです。小さいので、手が小さい人でも押さえやすいですね。
右手は、基本的に人差し指1本でジャカジャカやります。
4本の指を使ってアルペジオ的弾き方ももちろんできますが、歌の伴奏ならおおむね指1本でOK。ピックも使えます。
ちょろっと覚えて、すぐに人前で弾けるのがウクレレの良いところでしょう。
ウクレレの値段
お値段ですが、楽器はなんでもそうですが、弦楽器は特にそうですが、ウクレレもピンきりでして、ピンとキリではかなりの開きがあります。
安物は数千円から、高いのはビンテージなんかだと、100万円以上します。(バイオリンのピンに比べればカワイイものですが。)
初心者におすすめなのは、そんなに高級なものでもなく、といってチューニングがサッパリ合わないような粗悪品でもない、お値段でいえば2、3万円くらいからのものです。
ハワイの本場モノのより、日本製が安いです。
ギターの場合は、新品でその価格帯では、あまり満足できる楽器はないと思います。
2、3万円では、ギターの音色がいまいちなのは目をつぶる(耳をふさぐ?)としても、カポタストをしたらチューニングが合わないとか、弾く気になれなくなります。
楽器の値段としては、ウクレレのほうが、お手軽でありましょう。
国産メーカーのフェイマスはお手軽価格で、質もいいので人気です。(私はスタッフォードという国産ウクレレではじめましたが、現在このブランド名は消えたようです。)
このくらいであれば、海辺にもっていって炎天下の砂浜で潮風を浴びながら弾いてみたりしても、それほど気を使わないですね。とにかく弾き倒さないことには上手になりません。
このあたりのウクレレなら、音色もウクレレらしい、いい音がなります。
それより高価なウクレレは、特徴ある微妙で深遠なるハワイアンな世界がありますが、そういうのにグレードアップするのは、上手になってソロでステージ演奏できるくらいになってから考えればよいかと思います。
ちなみに、ワンランク上といえばカマカなど人気。
初心者でもすぐできるウクレレソロ演奏
私は、ギターのほうが得意ですけど、ちょこっとウクレレの曲も覚えました。
ウクレレに似合うのは、やはりハワイアンです。アロ~ハ~オエ~と歌いながら弾くのがかっちょいいです。
歌うのが苦手ならば、ウクレレソロを。
簡単で、それでいてウクレレっぽくてカッコイイのが、クレイジーGという曲です。ウクレレソロの定番曲です。
右手は指一本でジャカジャカやるだけです。
そんなに難しいことをやっているわけではなくとも、往年のウクレレ漫談の名人牧伸二より上手に聞こえます。
ウクレレを弾くなら、ぜひ覚えたい一曲です。
>>ウクレレ楽譜
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