推手道場は、新しい人がどんどん入って、和気あいあいと楽しく練習しています。
新しい人からは、よく練習相手を請われるし、私も先生に飛ばされています。
みなさん、どんどん上手になっていっています。
一方、地元で最初に入って、今も親子で通っている太極拳教室は、人数は減ち続け、お年寄りばかり。子どもはうちの子だけです。
先生も生徒も、全然進歩しません。
この数年で見違えるように上達した私は、この教室では異質な存在になっています。
入ったころは、教えたがりのオバサマ方が寄ってたかって、あーだこーだとデタラメを吹き込んでくれていましたが、もはや誰も近づいてこなくなりました。
実は、この教室、近隣地区に数多ある教室の中で、一番ダメダメな教室だったんですねー。
これは、業界の偉い先生に聞きました。老舗やのに一番アカン、とぼやいておられます。
私も上達するようになってから気づいてきたのですが、この教室には、まともに太極拳ができる人がおられません。(以前はいたような気がしますが、見なくなってしまいました)
前で見本を見せている先生の動きも、太極拳の要諦を全然満たしていないし、語るウンチクも怪しげです。
素直な娘は先生の方を見るので、私はその間で、娘の視界に割り込むようにしています。
私の動作が、娘の潜在意識に刷り込まれるように、影の工夫をしておるわけです。
娘に伝わるように、虚実変換とか、浮いたり沈んだりとか、極端にオーバーにやっております。言葉で説明しても、まだ理解できませんからねー。
先生の見本とは、似ても似つかぬ別物になっておりますが、先生には、もう何も言われなくなりました。
うちの家族は一番後ろの方に陣取っており、他の生徒さん方には注目されていませんが、ちょっとくらい、なんか変だな?と思う人がいてもよさそうなものです。
これをきっかけに、他の人にも、太極拳のイメージを変えてもらえれば、教室も面白いことになるかもと思うのですが…
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