もともと妻が通っていた地元の太極拳教室に、娘が通い出したのがキッカケとなって、私も太極拳修業を再開したのですが、そちらの教室には、娘が行かなくなって、妻も行かなくなり、私もいかなくなってしまいました。
現在、妻が参加するのは、私が主催する自治会の太極拳教室だけですが、週一回しか練習しない割には、地元教室に通っていた時よりも上手になってきました。検定や大会には縁がないので、自覚はないでしょうけど。
きっちりした練習は週一回ですが、自宅で私が練習しているのを傍目にいつも見てるし、たまに推手の研究や、イラストのモデルをさせられて、太極拳に触れている時間は結構あります。
老架式一路は一通りできるようになって、棍と単刀と剣も、なんとなくできてます。推手もそれなりです。棍の対練は妻に相手を頼んでますので、棒の扱いもだんだん慣れてきました。
妻は、套路を覚えようという気がないので、私と一緒じゃないとできないんですが、たぶん、同様に套路の順番も覚えきれていない、地元の陳式太極拳教室の生徒の皆さんよりは、上手だと思います。
なんといっても、私が安田先生から習っている伝統武術を、そのままやっているというのもあります。私が習ってきたカリキュラム通りではないですが、私の創意工夫で、やる気を失わないように上手に教えております。
私が習った順番通りに修行するには、かなりストイックな人でないと、難しいと思うのです。地味で単調で、なかなか成果が見えてこないし、飽きて嫌になると思うのですよね。体感できるレベルまでくれば、面白くてたまらんようになりますが、そこまでがなかなか。
私は、達人への道を歩んでいる!と確信を持ってこれたので、レベルアップできました。妻はその私を間近で見てるんで、上達することに疑問は持っていないと思います。
もともとの教室でやっていたのが、なんちゃって太極拳だったので、修正できないほどの強い癖がついてなかったのも、よかったです。
練習しない言い訳はしますけど、そこは、つつきません。無理じいはせず、面白く、じわじわっと上手になって行けばいいや、と思っております。それでも、なんちゃって教室で何十年もやっている皆様は、もう追い越しましたね。まだ、異流派推手交流会に交じれるほどではないですが。
自治会教室には、他の教室から流れてきた人が増えてきましたが、間違った癖がついていると、なかなか変えられないです。パラダイムシフトで喜んではもらえていますが。
まったくの初心者の皆さんは、週一回、教室でやるだけでは、やっぱりなかなか上手にならないです。一人で家でも練習しようって人はいなくて、週に一回、体を動かす健康習慣、ってかんじ。
それはそれで良いんですけど、ひとりくらい、達人を目指すぞ! とストイックに取り組んでくれる人がいればなあ~と、願っております。
不真面目な妻でも、これだけ上手になれるんだから、真面目にやったら、そんじょそこらの大会メダリストより、ちゃんと太極拳ができるようになると思うのです。
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