また一歩、達人に近づいた! と言い続け、これは死ぬまで続くものと考えておりましたが、このたび、達人になりました。
おめでとうございます!!!
といっても、最高レベルに到達したとか、世界最強になったとかではなくて、修行者が到達すべき最初の領域に達した、という意味です。
達したから達人。
領域というのは、ここのところ書き続けている、太極拳は言葉でできているだとか、気の正体だとか、自分が拡大したとか、そういう類の領域です。
体を鍛えて、形を整え、内功を練り…というのは、時間をかけての積み上げの話です。
私はそこんところの質や量、精度を、どんどん上げていくことが達人への道だと思っておりました。もちろんそれがなければ、そもそもお話にならないのですが、それだけでは達人になれなかったのであります。
この領域を知ることができれば、一瞬で脳の働きが変容し、トランスフォームし、ブレークスルーして、達人になれます。
とは言え、知識を詰め込めば、この領域に入れるかと言えば、当然そんなわけはなくて、地道な修行を積み上げて準備しておく必要はあります。
今回受けた、なんだか量子力学の講義みたいな4日間のランドマークの研修は、私にとって実にいいタイミングでした。5年前だったら、太極拳とはつながらなかったかも。
研修中に講師の先生から、映画「マトリックス」は面白いよ、と勧められたので、後日、見てみました。(作者がランドマーク卒業生らしいです)
妻は、昔見て、さっぱりわからんかったといってましたが、私は映画を見て「なるほど!」と唸りました。
一番面白いと思ったのが、柔術(?)の修行シーンです。
マトリックスの支配する、現実世界だと信じ込まされている仮想世界から、反AIゲリラ組織に救い出されたキアヌリーブス演じるアンダーソン君が、真実の薄暗い地下の現実世界で、マトリックスから人類を解放するために、いろいろと訓練を受けます。
修行と言っても、まずは站樁功を一時間!とかじゃなくて、コンピューターに入っている柔術プログラムを、頭に繋いだコードから頭脳に直接、びゅびゅーんとインストールするのです。
そしてお稽古は、これも仮想空間で行われます。広い畳敷きの和風な部屋が現れて、その道場でゲリラ組織のリーダー、モーフィアス氏が師範を務めてくれます。
モーティファスさんは、デッカイ黒人で、アンダーソン君はなかなか一本とれません。
そして、モーティファスさんが言うのです。
「私の方が、でっかくて力も強い。だが、この世界で、それは現実かな?」
このシーンで、私はビビビッ!ときました。
なるほど! そういうことかッ!
異流派推手交流会で、なかなか手ごわい130㎏のラガーマン、いけるかも!
ああ、次の交流会が待ち遠しい。
映画では、アンダーソン君が再びマトリックスの世界に入って、スーツに黒メガネのエージェントたちと戦っているうちに、どんどん覚醒して、マシンガンの弾をよけたり止めたり、ハチャメチャなことになっていきます。
私もこの先さらに、ハチャメチャに覚醒できるような気がします。
マトリックス一作目は、とらわれたモーティファスさんを救出するところまでだったので、2作目、3作目も見ていきたく思います。
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