站樁功は毎日やっております。日の出を待って、2年になります。
このごろは、一日中やっていることもあります。
最近よく受けているランドマーク研修は、オンラインのズームなんですけど、パソコンを目線の高さにあげて、朝から晩まで立ちっぱなしで参加しています。座っているとしんどいので。
「椅子に座って参加してください」と事前に説明されますが、これは「ベッドに寝っ転がるな」という意味でしょう。立ちっぱなし参加者がいるとは想定されておるまい。
ときどき、「立ってますよね?」と二人組になった相手の人から驚かれることはあります。
座っているより立っている方が楽な私ですが、ジーッと立っているのではなくて、揺れています。体中の骨、関節を動かしています。ですので血流はすごくいいです。足が疲れてきたら、片足立ちになったり、片足ずつ、椅子に載せて休ませたりします。
今朝、いつものようにベランダに出て、馬歩になり、抱球をつくり、静かに立つと、ふいに「あっ、完璧だ」と思えました。
これまでも、ちゃんとできているとは思っていたのですけど、これまでと違った完全さがありました。なんて言ったらいいんですかねえ。動きはないのですけど、陰陽が完全に調和したといいますか。うまく説明できません。
最近、推手道場のメンバーになられた友人と、きのう一緒にランチをしていて、面白い実験をしてくれました。
親指と薬指で輪っかを作って、それを、相手が引きはがす実験です。オーリングテストみたいな感じ。
ふにゃけた姿勢でなんとなく作った輪っかと、姿勢を整えて作った輪っかで、どれだけ強度が変わるかの実験で、私の輪っかが尋常でなく強くなる、といってくれました。
この時の姿勢が、椅子に座ってましたけど、站樁と同じです。
指で輪っかを作っているのは、鈎手を作っているのと同じです。すなわち単鞭の感覚です。
そりゃ、強い。
站樁が完全(今の感覚での話ですが)となったということは、単鞭などの太極拳の形も完全になるということでありましょう。
どんどん深く高い領域に進んでいる実感があります。
また一歩、達人に近づいた!
(先日、達人の領域に入ったとは書きましたけど、達人レベルはまだ最低ライン。まだまだ上げていかねば、真の達人とは言えますまい)
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