丹田感覚がつかめてきたかも

太極拳では、丹田が地面なのだという考え方を聞いてから、練習ではいつもそのように意識するようにしています。練習以外でも、道を歩いているときとか、スタンディングデスクのパソコンに向かっている時とかも、なるべく「丹田が地面、足は根っこ」と意識するようにしています。

それと、昨年末より、陳式刀も習いはじめました。刀の練習は、丹田感覚を掴むのに役立つという話で、毎日、公園で木刀を振り回しております。(金属製を外で振り回すとお巡りさんに怒られるらしいです。)

するとですね、ちょっと丹田というものを感じることができてきたような気がしてきました。

「丹田は球体」という感覚です。

体の中心が丹田だ、丹田から手足が生えていて、丹田が中心で回っていて、手足の動きとリンクしている。丹田が太陽で、そのまわりを惑星やら衛星が公転・自転をしている、体がぴょんぴょん飛び跳ねたり、発勁で震えたりしても、丹田は中心でどっしりしていて、そんなに動いていない。呼吸も丹田で呼吸をしている、という感覚です。

套路練習でも、この感覚がある時は、末端のことをそれほど気にかけなくても、ちゃんと動作ができているような気がします。

片足立ちの動作も、全然ぶれません。筋肉をブルブル震わせてバランスを取っているという感覚が全くなくなったので、そのまま何分でも立っていられるような気がします。

カンフー映画の達人の動きと、そのモノマネ映像との微妙な違いって、こういうところなのかなあ、という気がしていました。一見、おんなじことをやっているようなのに、どうしても雰囲気が違う! という差がありますわね。あれは長年わかりませんでした。

そうかー、これかあ! と中学生の頃からの疑問が、ようやく理解できました。ここから本当の太極拳の修行に入っていける気がします。

長い道のりやったなあ。

ますます精進してまいります。

コメント