太極拳で野生の肉体を取り戻す

安田先生の教室で、久しぶりに春秋大刀の復習でした。

大刀は、これまでに何回も習い、表演大会に出場し(入賞せず)、月間秘伝の誌上で斬られ、今も週に一回は練習しておりますが、やはり細かい部分などで、新たな学びがあるものです。学びに終わりはないなあ。

上手になってきている自覚はあります。3時間半のレッスンでも、全然疲れませんし、筋肉痛も出ておりません。腕力は、さほど使わず、下盤(足腰)と胴体で振れているように思えます。

胴体の縦の動きは、どんどん強く明確になってきております。

いつも基本功として練習している雀地龍、これは足幅を広くして、低い姿勢で左右に128回体重移動するトレーニングですが、このときでも胴体の縦の動き、勁が背中側から前面に周回する小周天の感覚がハッキリあります。

勁というのは単なるイメージではなくて、骨盤、背骨、胸骨その他、筋骨の連動です。

この働きのおかげで、低い姿勢も重たい武器の扱いも、軽々こなせてます。手も足も疲れません。

54歳にして、今の体がベストに思えます。20代の頃の方がムキムキはしていたと思いますが、バランスや動きは、今の方が優れております。

あらためて、太極拳はすごいもんだと思えます。

支那武術ではありますが、現代日本社会のナマクラな生活習慣で肉体が退化している若者たちに伝え広め、日本人の野生の肉体の復活に貢献したいと、切に願っております。

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