武術とサルサ

空手家のT氏の秘密のアジトにご招待されました。

意拳のA氏と、お友達のY氏も来られて、秘密の練習会です。

みなさま、月に一度の異流派推手交流会で知り合った友人です。

推手では、私にだいぶん分があり、いつも教える方に回っておりますが、それぞれの得意分野となれば、立場逆転です。

T氏のローキックは、ちょこんと当てられただけで、痛みで転がりまわる程、効きました。(青タンになった)

意拳の前進力も強烈。太極拳とは、似ているようなちょっと違うような。

金的蹴りや関節技の研究もしたりして、ずいぶん勉強になりました。

ところで、意拳のA氏は、サルサの先生でもあったのです。サルサってアルゼンチンのダンスです。

せっかくですので、教えてもらいました。基本のステップと、男女の位置がくるっと入れ替わったり、女性がぐるっと回ったり、片手を放したり合わせたりして、開いたり閉じたりするステップ。

曲は「私はピアノ」。これって、サザンオールスターズの曲じゃありませんか。ダンスミュージックにアレンジされたもののようです。

さっきまで意拳の先生だったA氏が、女役をやってくれまして、一緒に踊ってもらいました。

男がリードするものなので、女の方が簡単だってことで、女ステップも覚えました。女になったつもりでやっていると、なんだかA氏に惚れそうだ。危ない危ない。

普通は、3回のレッスン、3万円コースでできるようになるらしいステップが、私は30分くらいでできるようになり、さすが武術をたしなんでいるだけあるなあ、と感心してもらいました。これだけできれば、もうダンスパーティーに参加できるらしいです。

先生の教え方が上手ってこともありましょうが。

武術とダンスって、とっても関係が深いと前から思っております。

最近の私のテーマ、骨盤の動きについても、考察が深まりました。

太極拳では、体重移動と骨盤の動きが順なかんじですが、サルサだと逆になるかんじです。逆の感覚が分かれば、順の理解が深まります。

また一歩、達人に近づいた!

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