少林拳を学びました

少林寺拳法ではなく少林拳です。古伝少林拳です。Facebookで講習会の開催を知り、地元の陳式太極拳教室で一緒に練習している同い年のNZ君も誘って、二人で参加しました。

講師は、川口賢先生です。

初めての人もどうぞ、って書いていたので、初心者も参加するような講習会かと思ったら、参加者はなんだかバリバリの人ばっかりのようでした。八極拳の先生とか散打のチャンピヨンとか。

以前、安田先生の講習会でお世話になった太極拳の劉先生も来られていて、ご挨拶できました。

大阪府の大会では、私を見てくれていたそうで、実力はあるよー成績は気にしないでいいよーと、中国訛りの大阪弁で慰めてくれました。劉先生はいい人です。

この講習会に参加することは、事前に安田先生にも話しております。川口先生は古くから交流のある先生とのことで、なんか縁があるなーと感じました。

川口先生の印象は、安田先生に似ているってことです。語り口調や雰囲気が似ているし、ニコニコ笑いながらエゲツナク人を投げ飛ばしたり、表演武術になにげにディスりが滲み出ているところとか、なんか似てます。

川口先生に、安田先生に似ていると申し上げましたら、あなたも似ていますよ!とのお答えで、自分ではそう思ったことはなかったので、なんだか嬉しいような。

少林拳を体験したいと思ったのは、太極拳はそもそも少林拳と回族武術とのハイブリッドだと聞いたことがあるからです。とくに、老架式二路は、太極拳より少林拳の方に近い感じがしますし、源流を体験したいと、かねがね思っていたのです。

講習会では体操と、基本功と、套路の最初の方と、用法実演を学べました。

気分はリーリンチェイ! と思っていたら、うしろから「あなたのは、まるきり陳式やなー」と劉先生の声が!

身についた功夫はそうそう器用に変えることはできないみたいです。それも嬉しいことではあります。

でもたしかに、ゆっくりやったら、太極拳の感覚とさほど変わりません。ビシ!バシ!とやらないと少林拳ぽくないですけど、似たような動作がたくさんあります。もともとビシバシしていたところに、まろやかな纏絲が加わって、太極拳に変化していったのではないのかな。

違いはたくさんあります。歩形がだいぶ違いますし、脇を閉じてしまうところとか、平べったくせせこましく、力が集中する感じがあります。

太極拳は気沈丹田、少林拳は意守丹田という感覚の違いがなんとなくわかりました。

根と中と梢の考え方も、ちょうど今の私の課題でしたので、なるほどっ!という気づきがありました。

少林拳を体験して後日、二路をやってみたのですけど、なんだか感覚が変わり、よりシャープになった感じがします。

講習会のあとは、懇親会。NZ君も劉先生も参加されなかったので、知らない人ばかりになってしまいましたが、やっぱり武術愛好家同士、すぐに打ち解けて楽しいお話ができました。

私は、偉い先生の前に出てしまうと、ビビってあまり話せなくなる性質をもっているのですが、川口先生ともけっこうお話しできました。

これは最近受けたランドマーク研修効果かも。以前よりビビりが減って、厚かましく成長してきております。

遅くまで楽しく参加させていただきまして、とっても実りある一日でした!

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