小学生と少林寺拳法と太極拳

娘が通っていた小学校に少林寺拳法部ができたそうなのです。

なんとっ!

正確には、正規のクラブ活動ではなくて、外部の教育会社が校内で開催するアフタースクールのひとつのようです。

娘は小学生の時、アフタースクールは学研のアートクラブに所属し、正規のクラブ活動は合唱部とバスケットボール部に所属しておりました。今は中学校で合唱部です。

カソリックの学校なのに、仏門の少林寺拳法とは、おもしろい。娘が通っているうちにできてたら、勧めたのに。

私の経験からも、少林寺拳法は小学生でも十分できると思います。

大学生がやるようなモーレツしごき教室は別として、大人でも小学生でも、同じようなカリキュラムで取り組めて、楽しめて、ちゃんと上達すると思います。

3年まじめにやれば、技もできて、初段くらいとれて、腕っぷしにも自信がつきましょう。

学校のクラブ活動には、ピッタリだ。

しかし、これが太極拳となると、学校のクラブ活動には合わんなあ~と思うのです。

小学生には、太極拳の套路はやらせるべきでないと、私は思っとります。内功の感覚なんてつかめないでしょうし、体力づくりにもなりゃしねえ。

陳家溝には、子供向けの套路があると聞きました。太極拳ぽいやわらかさなど皆無の、体作りの套路だそうです。キツくて、大人には無理、だそうな。

それならいいかも。その上で、太極拳エッセンスの詰まった、遊びやエクササイズをやっていけば、太極拳の土台作りになると思います。

しかし、それは太極拳ぽくないですから、「太極拳部」と堂々と名乗りにくいように思うのです。大会にも出れないし。

太極拳の土台作りとするなら、いっそ、バスケットボールとか、サッカーの方が、のちのち活きてきそう。

少林寺拳法もいいですが、少林寺拳法の癖が身についてしまうと、太極拳に切り替えにくいです。これは私の経験から。

制定太極拳が一番アカンかも。特に高難度とかの表演のやつ。あれを子供がやってしまうと、武術習得の可能性が奪われるんじゃなかろうか。

太極拳を子供のうちから教えていきたいとは思っているのですが、私がやるとしたら、カリキュラムは大人とは全く違うものにすると思います。

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