掌打の意味

突然、閃きました!

掌すなわちパーで打つ意味です。

掌を「てのひら」と読むと、指を除いた、手の内側の広い部分という感じがしますが、掌(しょう)と読むと、開いた指を全部含めた手の内側という感じがします。

手の表側、甲側は陽、内側は陰ですね。つまり陰部で打つ!(なんかちがう)

まあ、陰とか陽はこの際どっちでもいいのですが、掌打は「てのひら」で打つのではない、と悟りました。

これまで、二路の推掌や抹眉肱は、なんとなく「てのひら」で打って、指はついでに当たっているというイメージでした。打った勢いで、親指がなんだかちぎれそう、みたいな感覚がありましたが、それは間違っておりました。

掌打で勁が最も迸るのは、指先です。

指先で突っつくのではなく、消防車のホースに、水が急激に充満して、パンパンになったところで、指の先っちょから迸って、地上14階の火を消す! というかんじ?(…というふうに表現すると、やっぱり陰部っぽいなあ。)

「てのひら」イメージが消えると、指の伸びに何のストレスもなくなりました。掌打がすごく楽です。

新架式で、掌をヒラヒラするのも、あれ全部、掌打、しかも指先で打っている感じがします。もちろん掤、捋、擠、按のすべての要素が入っているのですけど、その集約が指先にくるというような。

套路の練習をしていて、さっき思いついたことです。

思いついたというか、感じたことです。

この感覚が、強化されるか、忘れ去られるか、まだわかりません。

この発見、合気柔術セミナーに参加して、パーについて考え出してからです。おそらくセミナー主催側の狙いとは、全く違うところで発展生成しております。異質なものを交えて起こった化学反応、ってかんじですね。

よくわからんのですが、また一歩、達人に近づいた!

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