初めての選挙活動体験

うちの娘が小学校の生徒会会長に立候補して、見事なスピーチをしたようですが、残念ながら落選。

1名の枠に5人の立候補があったそうで、厳しかったようです。副会長に立候補していたら当選してたかも。

生徒会役員として一括で選挙をして、票の多い順に会長、副会長、書記とするとか、互選で役職を決めるとか、そういうシステムにしたらいいのになあ。

さて、統一地方選挙が終わりました。

私は立候補はしていませんけど、選挙活動の応援をさせていただきました。

私が所属している倫理法人会という教育団体で、ご一緒にお役をさせていただいた友人が、市会議員に立候補されたのです。

応援頼みますわーと依頼があったもんで、一週間、がんばりました。

候補は合気道と居合道の有段者であり、武術仲間でもあります。論語塾の先生をされていて、私と娘は生徒です。イデオロギーも私に似ていますので、ぜひ応援しよう! と思いました。

無所属の新人、公認はなし。地元のなじみの方々が後援会をされています。ほかの議員さんからの為書きが壁にたくさん貼られていました。

倫理法人会からの支援者は多く、毎日入れ代わり立ち代わり選挙事務所に来て手伝っていましたが、これは選挙権のない遠方の者ばかり。私も、隣の隣の市なので選挙権はありません。

みなボランティアです。候補の人徳ですねえ。

初日の出陣式は、仕事の都合で参加できませんでしたが、月曜から土曜まで、応援に入らせていただきました。2時間だけ、という日もありましたけど、ほぼ一日中という日もあって、チラシ配り、街頭演説のお供、選挙カーの運転、自転車部隊で町の隅から隅まで街宣など、おおむねすべての活動を体験できたんじゃないでしょうか。

自分の住む町でも、こんなに細かいところまでは知らんぞ、というような細い路地とか、用水路の上とか、田畑の間とか、毛細血管の端っこまで循環している気分でありました。

メガホンで、候補者名を連呼して、自分が候補になった気分です。自分の名前をこんなに連呼することもないですものね。大学の拳法部に入部して、新人歓迎会で先輩やOBに酒を注ぎに回る際に、バカみたいにでっかい声で、自己紹介して回ったとき以来じゃなかろうか。

知らない街で、人の名前をでっかい声で叫び続けるのも、だんだん快感になります。建物とかに反響すると、なんか気持ちいい。通りかかるすべての人の潜在意識にしみ込むように、ひたすら連呼しました。

チラシはなかなか受け取ってもらえませんが、声をかけると、手を振ってくれたり挨拶してくれたり、丁寧な人は「がんばってやー!」と声援してくれたり、子供たちにも人気で、なかなかやりがいを感じました。

候補本人は必死でしょうけど、なんだかお祭り気分の一週間でありました。

選挙カー同士がすれ違う際は、お互いの健闘を祈ったりして、なかなかフレンドリーです。(内心どう思っているのかは知らんけど)

貴重な体験ができてよかったです。

投票日の夜遅く、選挙事務所の前までいってみましたが、まだ速報も出ておらず、なんだか妖気が漂っているようで入りがたく、入ったところで結果が出るまで何をしていたらわからないし、帰りの電車がなくなると思って、外からお祈りだけして、帰りました。

日が変わったころ、ネットで速報がでて、めでたく当選!

いやー、頑張った甲斐がありましたね。選挙カーや自転車の街宣が、どれほど票を左右するのか、本心では疑問に思っているところもあるのですけど、まあ、がんばった成果だと信じて、大いに喜びたいと思います。

市のため、日本国のため、粉骨砕身、がんばってください!

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