ロープを使って歩法の練習

自治会太極拳教室の人数も増え、週2回にしておりますが、新しくはじめた曜日の方は、まだ少人数です。

ですので、少人数ならではのことをやっています。

私のマイブーム、骨盤と重心についても、メンバーの皆さんを使って実験しました。

高齢の皆様が、太極拳のエッセンスを手っ取り早くつかむためのエクササイズです。

カリキュラムが全然固まらない実験の場になっておりますが、無料教室だし、けっこう面白いので、文句は出ておりません。

骨盤の動きと重心移動を体感する歩法練習をやってみました。

歩法は、別に基本から外れたことをするわけではありません。

しかし、メンバーのみなさま、普通に歩かせると、相手に真正面から向かっていって、敵が槍を構えていたら、自ら串刺しだ、てな動きをするのです。

それは太極拳の歩法ではない!

それで、木と木の間に、ロープ(蛍光色のパラコード)を張って、それをくぐったり、跨いだりしながら歩く練習をしてみました。

みなさま、頭の位置が、右左と、これだけ移動するのか! と驚いたみたいです。

私も驚きました。そんなに認識がなかったのかー! と。

推手はやってますけど、歩法がこんなにできてなかったとはなあ。

この手のオリジナルな思い付きの練習は、私自身は昔から散々やってきました。アホなこともずいぶんやりましたが、まあまあ身につくこともあります。

昔からの伝統的な練習方法も、たぶん誰かが思いついて、試してみて、効果的なものだけが残ったのでしょう。(十三杵を振るとか、レンガの上を八卦歩で歩くとか)

唐とか清の時代と現代では、環境も生活習慣も違いますから、今ではやりにくい練習方法もあります。

新しいことを色々と試してみるのも、いいんじゃないかな? と思っております。

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