内功と表演

前回のブログに、ご質問をいただきました。

「なんで、拒絶反応? 動きが激しかったから?」とのご質問への考察です。

大きな大会では、長拳や南拳など、激しめの表演もあるので、陳式太極拳の二路も、そんなに違和感はないと思います。

ところが、前回私が出た大会は、ほとんどが高齢者のゆっくり24式太極拳ばっかりでしたので、相当に目立ってました。

そして、ゆっくりでも、内功が感じられるような出場者なんて、ほとんどいません。私が、内功があるなあーと感じたのは、おひとりだけで(全員見たわけではないので)、その人と私で、金銀を争うだろうと思ったのです。

しかし、内功なんて、制定套路をやっている多くの大会出場者や指導者にとって、馴染みのないもんです。そのイメージさえつかめておるまい。

私が喜んだのは、まさにそこです。

違和感、拒絶反応が出たってことは、関心を持たれたってことです。違いの分かる人がいたってことです。

これは、閉塞した業界に風穴を開けることになるんじゃないか?

なんで、あの選手が、入賞しない? と疑問を持つ人が出ないか?

賞なんて、実力と関係ないのかーとなれば、若い世代も関心を持ってくれるんじゃないか?

どんどんかき混ぜて、おもろい業界にしていきたいですね!

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