競技大会出場、2年ぶりの2回目です。
前回は、ストレート負けでしたが、今回もストレート負けでありました!
まあ、予想通りではあります。
やはり競技推手(定歩)は、日頃練習している推手とは別物ですね。
普段やっているのが囲碁なら、競技は五目並べみたいな。
もしくは将棋と将棋崩しみたいな。
使う道具は同じでも、ルールが違います。そのルールに合った練習が必要ですね。
でも、その練習は、あんまり太極推手とリンクしないような気がしていて、まあ、リンクする部分もあるとは思いますが、それなら基本功の練習をした方が太極拳上達への近道だ、と考えてしまって、あえて対策はしませんでした。
競技推手で強くなっても、太極拳の上達とは、さほど関係ない、というのが私の感想です。
ではなぜ参加するのかといえば、面白い実験だと思っているからです。制約の中で、どれだけ化勁と発勁ができるのか。
まあ、あまりできなかったわけではありますが、
それでも、正面で向き合ったり、ちょっと斜めになったり、歩幅を狭くしたり広くしたり、高くなったり低くなったり、受けに回ったり、攻めて見たり、いろいろ試せまして、どうやら私は、受けから低い姿勢に持ち込むのが一番やりやすいとわかりました。
今回は、地元の太極拳教室のメンバーのZ氏も誘って一緒に行きました。
前回より参加人数が少なくて、いきなりZ氏と軽量級決勝対決!
Z氏に推手を教えたのは私です。まだまだ力づくで、太極推手としては未熟ですが、スポーツ経験があり足腰が強いので、競技推手には向いてるんじゃないかなと思って、誘ってみたのです。
そしたら、私を破って優勝してしまいました。がびーん!
接戦で第3ラウンドまでもつれ込みましたが、押しだされた感じです。
軽量級が二人だけでは愛想なかろうと、運営メンバーの人も参加してくれたのですが、その人には、私もZ氏も1ポイントも取れず、あっさりとストレート負けです。
無差別級にも出ましたが、ストレート負け。
無差別級優勝は、ここ半年ほど、異流派推手交流会でもおなじみの体重120㎏の元ラガーマンでした。
推手経験は半年ですが、持ち前の体重とパワーに、みんなでよってたかって教えたテクニックが相まって、もはや無敵状態。
競技推手チームの選手を、ハンマー投げみたいに吹っ飛ばしておりました。
結局は、体重とパワーの世界であるなあと思った次第。主催者から、世界大会に誘われたみたいです。
大会が終わった後の交流会で、日頃やっている散手モドキをZ氏とデモンストレーションして、けっこう面白がってもらえて、手合わせもしてもらいました。
怪我をするような無茶はしない以外のルールは特になし、勝ち負けもなし、というお楽しみ練習です。足払いをぴょんと跳んで避けたり、懐に潜り込んだり、背面に回り込んだり、軽々動けて、やっぱり私はこちらの方が楽しいなあ。
競技ルールでは、まったく太刀打ちできないだろうお相手でも、余裕で楽しめます。
興味を持ってもらえたようで、来てみたいということでしたので、またまた異流派推手交流会のメンバーが増えるかも。
コメント