車いすの取り扱い方法

介護タクシードライバーの運転術

介護タクシーのドライバーたるもの、車いすの取り扱いに長けていなくてはなりません。

お客さんを、ベッドから車いすに移乗させ、段差や少々の階段もスムーズに乗り越え、車内にのりこみ固定するという作業が、毎度あります。

車いすにも、軽いアルミ製から、古くて重い、サビサビのスチール製、もっと重たい電動車いす、もっともっと思いデンマークあたりの電動車いすなどあります。

車いすだけで、何十kgもあると、人間と合計で100kgを超えたりして、巻上装置が壊れたり、ロープがブチ切れたりして、大変危険だったりもしますが、そんなのは特殊なケースです。

車いすで階段の昇降もできます

しかし、ある程度の重量でも軽々扱えるように、訓練は必要ですね。車いすのまま階段を昇り降りさせるには、テクニックが必要です。力持ちならOKというわけでもないんです。

ヘタに真似されると危ないので書きませんけど、ヒントは、押す人のほうが、階段の上側のポジションにいるということです。

坂道の場合は、押す人が下なので、逆な感じでへんですけど。

さすがに、2階とか3階とか4階ともなると、二人がかりです。場合によっては、車椅子から降りてもらって、おんぶしたりもします。これは、コツというより体力勝負になってきますね。

私は車いすに乗る人の気持ちを知るために、自分で乗ってみたりもしていました。訓練の成果で、ウィリー走行までできるようになりました。(それは必要なくて、やり過ぎです。)

高齢者はウィリーしたりしません。それよりもクビがグラグラしたり、点滴をつけたまま移動ということもありますので、補助器具なども用意しておくと良いですね。

コメント