自治会太極拳教室は二部制にしておりまして、第一部の2時間のあと、残りたい人だけで第二部をやってます。
二部は少人数で、研究的な内容です。
今日の居残りは、妻だけでした。
妻は、坐盤歩がどうもうまくできない、股関節が痛くなるというので、その研究をやりました。
で、骨盤と股関節に対するイメージに、誤解があるとわかりました。
脚を交差して、低く沈み込む動作が坐盤歩ですが、まず、前の爪先を外に開いて、前足の膝の下に、後ろ足の膝が潜り込む形で、骨盤を低くしますね。
その前足を開くのが、どうやら股関節を外側に、観音開きみたいに、90度、開くイメージを持っていたのです。
それから後ろ足より内側に踵を着地させて、股を閉じて、膝を曲げて、しゃがみ込もうとしていました。
そりゃ、無理がある!
それじゃ座れぬ、立てぬ。
股関節って、開いてもせいぜい45度くらいだし、足はそんなに深く交差しないし、股は閉じないし、膝を曲げて低くなるのも違うし。
股関節を開くのではなく、骨盤の方向を変えるだけ、踵は自然な位置に下ろせばいいし、膝が曲がるのは骨盤を下げた結果であって、意識的に膝を曲げるんじゃない、と意識変換の練習をして、ちょっと上手になりました。
イメージの誤解って、けっこうありそうです。
教える側の言葉一つで、間違ったイメージを植え付けてしまうことはできます。
教え始めの頃は、私自身も間違ったイメージをもっていて、それを伝えていた気もします。
それで、古株がなかなか上達しないのかも。
イメージの上書きって、なかなか難しいです。
言葉って怖いなあ。
追記
股関節を開くんじゃなくて、骨盤の向きを変えるのだよ、と妻に説明するために、踊ってみた動画です。
コメント