棍で制約をつけて太極拳の練習

推手道場メンバーの若手R氏は、いつも両腕を盛大に、リズミカルに左右に振る癖があります。

当然ながら、無駄だらけの隙だらけでして、私は前からいつも指摘しているのですが一向に治らず、何かいい手はないかいなと思ってたら、閃きました。

棍を両肘の内側に載せて、左右水平にして、傾かないように、ついでに片足は上げっぱなしでやってもらいました。

するとテキメン!

無駄な動作がいっぺんになくなりました。

制限があり過ぎて、余計な動きはできないのです。

踏ん張るとか、仰け反るとか、うつむくとか、捻じる動きもなくなり、一気に推手らしくなりました。

ついでに、棍を肘に載せたまま、套路(簡化24式)も通してもらいました。

おおっ、太極拳らしくなった!

検定や大会での評価はどうかわかりませんが、私的にはこっちが太極拳ぽい。

いろいろ話をしていると、巷で誤解曲解されている太極拳ノウハウが、R氏の頭脳にも、しっかりと刻まれているようでありました。

そんじょそこらの教室ならいざ知らず、こちらの道場では私が誤解を解く話をけっこうな頻度でしてきたと思うのですが、さっぱり浸透していなかったですね。

世間に広がるインチキノウハウの浸透率のすさまじきことよ。

世間一般に正しい知識を普及しようって気はサラサラないですが、縁ある人には太極拳らしい太極拳をやってほしいなあと思った次第であります。

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