強烈な夏の日差しのもと、自治会公園太極拳教室は、毎週月曜日の午前に開催しております。
常連の生徒さんは8名全員妙齢オバサマ方と、ちょっとヤングなうちの妻です。
公園には隣の家の影があるので、家の壁に張り付くようにして練習しているのですけど、だんだん影の面積が小さくなって、真昼にはなくなってしまうという、過酷な状況です。
休憩は多めに、水を飲みながらボチボチと、皆さん元気ですねえ。
さて、最初の単鞭までは、みなさんなんとか形と順番は覚えたかなあというかんじですが、ベテランがなんだかカチコチでギクシャクしていて、もしかして、息、詰めてやってる? と気づきました。
息は止めらんといてやあ~、倒れるでえ~、ということで、呼吸の仕方を練習してみました。
あんまり呼吸は意識しないで良いということで、これまで、あんまり説明もしてなかったのですけど、たまには説明しようかと。
みなさま、暑いですが近う寄れ、と集まってもらい、套路をするときの呼吸音を聞いてもらいました。
「だいたいこんなかんじ。息は止めるところはありません。吸ってるか抜けていくかです。鼻からお腹の底まで届くように、深ーく呼吸してください。おおむね上がるとか広がるときは吸って、落ちるとか合わさるときは、だいたい抜けます。」とざっくり説明しました。
呼吸音は、安田先生のレッスンで、いつも真後ろで聴いて、合わそうとしてきました。動作を合わすためには呼吸も合わさねば!と思ったのです。それも上達の手助けになってきたはず。
うちの生徒さんには、俺に息を合わせろ! とまでは要求しませんが、深い呼吸はしていただきたいですね。
それが養生になります。
推手でも手足のバタバタがなくなって張り付いたまま勁のやりとりをする段階になると、呼吸の勝負みたいな感じになってくるように思うのです。
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