子供食堂を体験しました

友人の運営している子供食堂では、毎月、いろんな講師を呼んで、子供に面白い体験をさせているとのことです。

それで、私にも来月、なんかやりにきてほしいと声がかかり、太極拳なら教えられると答えたのです。

最近ピアノを練習しているのを知られているので、それでもいいよ、といわれましたが、まだ始めて間もなく、マトモに弾ける曲が2曲しかないのに、それは無理、太極拳で、とお願いしました。

昨日は、時間があれば、どういう雰囲気か見に来てほしいとのことでしたので、途中からになりましたが、体験コーナーに参加してみました。

この日の種目は「ダンス」。

到着するなり、ダンスを一緒にやれーと言われまして、えっ?えっ?とか戸惑いながらも、一緒に踊りました。

お姉さんと踊ろう!というかんじの小学生の運動会でやるようなダンスでしたので、まあ、すぐにマネできましたが、それを動画に撮られて、友人内のライングループに拡散されまして、うう、さらし者だ。こちらのグループでは日頃、真面目で控えめなキャラクターで通しているのに。

でもまあ、子供たちには、ちょっと馴染めたと思います。

子供食堂って、寄付したことはありますが、実は良く知らず、貧困家庭で食うのにも困る児童の救済のためのものだと思っておりましたが、そうでもないんですね。

地域によっては、そのようなところもあるだろうけど、ここにやってくる子供は、そんなテレビで報道されるような貧困家庭の子でもない。

親が忙しかったり、近所に遊ぶ友達がいなかったりで、子供たちはコミュニケーションを求めてやってくるのです。みたいな話でした。(私の解釈)

いちおう食事は子供100円、大人300円。

毎月くる子もいてるけど、けっこう入れ替わって、毎回雰囲気も違う、今回はノリノリだったけど、マッタリしている日もありますってことでした。

運営側には友人が5人ほど、他にもボランティアの人が何人か。高校生のボランティアもいました。

当日だけ借りている会場なので、準備や後片付けも大変のようです。

閉会後のスタッフミーティングで、来月やる太極拳、ちょっとやってーといわれたので、最初のところだけ震脚入りでやってみたら、イメージと違う! 太極拳って、種類があるの? と聞かれたもので、これは一番古い太極拳です、と答えましたら、じゃあ、公園で音楽かけてやっているのは? と聞かれたので、あれは一番新しい太極拳です、と答えときました。

テキトーな解説ですが、あながち間違いでもないですね。

来月の開催通知で、太極拳を紹介したいので、なんか紹介文書いてーと頼まれまして、私が書いたのがこちら。

次回のお楽しみは「太極拳」です。

太極拳というと、おじいちゃんおばあちゃんが、公園で音楽をかけて踊っているイメージがあるかもしれませんが、もともとは戦うカンフーです。中国の武術です。

古来より、中国大陸には多くの民族が入り交じっており、しょっちゅう戦争で政権が入れ替わってきました。

政府も警察も信用できないので、人々は自分自身で身を守る必要がありました。

河南省にある陳家溝という村に住む陳一族が、武術を秘密に訓練し、何百年も戦乱から村を守ってきました。

その武術が太極拳とよばれるようになり、今は世界中に広まっています。

太極拳は、筋肉ムキムキの特別な訓練を受けた兵士だけがするものではなく、陳家溝では、子供から年寄りまで、みんなが練習して、村人全員で村を守っていました。

ですので、練習すれば皆さんもできるようになり、自分や家族を守れるようになります。

もちろん、そのためには毎日の練習が必要ですが、今回は太極拳がどのようなものか、お試しで体験してもらえればと思います。

人間の体って、こんな風に動いて、こんなことができるのかー! とビックリすると思いますので、気軽に楽しんでください。

講師は、令和6年度大阪府民スポーツ大会男子陳式太極拳の部優勝金メダルの〇〇くんです。

さて、今回の雰囲気を参考に、小学生向きの1時間プログラムを考えていきます。

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