気沈丹田と体の芯

「体の芯」がマイブームです。

教室や道場でも意識してるし、教えるときも生徒の皆さんが意識できるように、工夫しています。

私の自治会教室では、毎回棒を振り回す練習をしておりますので、棒の芯に喩えて体感してもらってます。

すると、勘のいい人は、なんかつかめてきたようで、上達してきました!

本人は「わからへん!」と言ってますが、体感で理解しつつありますね。

この感覚を掴めた人と、掴めてない人では、全然違ってきます。

体の芯はまさに、「秘伝!」ってかんじしますねー。

気沈丹田は初心者から教わりますから、これも別に秘伝でもないでしょうが、本当に気沈丹田感覚を得るってのは、こういうことじゃなかろうかと思ったり。

推手をやっている人であっても、この感覚を持っている人は少なかろうと思います。

套路をこの感覚をもって練習している人は、さらに少なかろう。体がばらける人は、すべからくこの感覚を持ち合わせていないと思えます。

体の芯がわかってくると、套路の意味が、またちがったものに理解できるようになりました。

なんで歩法はこうなってるかとか、四両撥千斤とか、弱いものが強い者に勝てる道理とか…。

妄想を語る人はたくさんおられますけど、本当に体感から理解している人は、たぶん、ごくわずかなはず。

35年やってきて、ようやくわかってきた私が、特別にドンくさいのかもしれませんが…

ちゃんと習えるって、大事ですね。自己流だと一生分からんと思います。

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