気沈丹田

太極拳の練習中、調子が上がってきて、呼吸が深くなってくると、ウプッ、ウエッと気持ち悪くなっていたのです。

なんだか、空気のオーバーフローみたいな感じ。

この感覚は、太極拳を続けている限り一生続くのかな、それはそれでしんどいなーと思っていたら、ふと、なくなりました。

呼吸が浅くなったわけでなく、より深くなっているにもかかわらず。

以前より大量の息が、引っかかりなく、腹の底まで落ちている。

突き抜けた!というかんじなのです。

全ての動作で、息が丹田に落ちて、いい感じに体が動きます。

たまに、腹まで息が届いていない、イマイチ、ということがあれば、もう一回やり直します。

丁寧にやり直せば、ちゃんと息が胴体の底に落ちて、体が、シャープにネットリと、軽々と、しかし重厚に動きます。

おお、太極拳! ってかんじです。

これが「気沈丹田」の感覚であろうか。「息沈丹田」とか、「空気沈丹田」と言った方がシックリくるかんじです。

呼吸が気持ち悪かったのは、通過点だったのかもしれません。

なんか、突き抜けました。

客観的に判定できたり、エビデンスを証明できるものではなく、自分だけの感覚ではありますが、確実に、また一歩、達人に近づいた! って気がします。

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