日頃の練習では、剣に何もつけていないのですが、表演となると、剣穂がいるだろうと思ったのです。
剣穂とは、剣の柄の先っちょについている、お祭りの布団太鼓についているフサみたいなものです。ゆっさゆっさと揺れて派手な感じがします。本当は、柄に巻き付けて握るとか、剣のバランスをとるとか、そんな意味があるらしいですが。
しかし、剣を買ったらオマケでついてくる剣穂は、ぴらぴらで軽すぎて、剣に巻き付いて使いづらいです。上手に振れば巻き付かないのかもしれませんけど。
本当の剣穂はもっと長いのだと聞いて、大会会場の販売コーナーで買っていたロング剣穂を試しましたが、材質はオマケ剣穂と同じのようで、やっぱりぴらぴらで、剣にも腕にも巻き付きます。
少し重めの方が使いやすいとは聞いていたので、通販で、革製の剣穂を買いました。
おっ、巻き付かなくて使いやすい! これでいこうか!
ただし、短いのです。やっぱり短いとなんか間抜けな感じなので、長い革製はないかと探したのですが、ネットでは見つからず。
しょうがない、自分で作ることにしました。
試作品に本物の皮を使うのはもったいないので、100円均一セリアで、「なめらかフェイクレザー」と「デザインカラーコード」を買ってきました。
偽物革をアーミーナイフで短冊状にして、カラーコードでグルグル巻いて、簡単に出来上がり。
短冊の長さは34.5センチ。もうちょっと長いのが欲しかったのですが、セリアで一番長いのがこれでした。
端っこは切らずにつなげておくのがコツです。
赤いのが市販の剣穂。3,600円(税込・送料別)。
グレーのが自作品。材料費220円(税込・送料なし)。
偽革の材質はポリプロピレンとポリエステルみたいですが、重みやしなり具合は、あんがい市販の山羊革に近かったです。手触りはチープですが。
自作剣につけて振ってみると、わりといけます。そんなに絡まない!
ヒモ部分の長さを調整しつつ、ベストな状態を探り探りして、そのうち本革で作成してみようかなと思います。これで満足して、もう作らないかもしれないですけど。
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