漢方で血小板が増えた話

特発性血小板減少性紫斑病

妻が先週の金曜日に、病院から一時帰宅、漢方薬局を訪ねて、週末は家で漢方を服用して、月曜日の朝に病院に戻りました。

こちらのつづきです。

>>特発性血小板減少性紫斑病と漢方

月曜日はさっそく病院で血液検査がありました。

そしたら、なんと! 血小板の数が11万まで増えておりました。

デンジャラスゾーンの3万を切っていたのが、一気に11万という安全圏へ。

 

漢方、すごい!

ただし、3日間の帰宅のため、ステロイドは多めに服用しております。その影響はあるかもしれません。というか、病院の先生はそう言うと思います。

漢方誠芳園薬局のお話では、上がったり下がったりしながら徐々に良くなっていくケースが多いとのことでしたから、あまり一喜一憂せず気長に様子を見ていくのが良いと思われます。

ただ、この調子なら、脾臓摘出とか、免疫抑制剤は、先延ばしにできるんじゃないかと期待できます。

病院は、急いで焦って早くちょん切ったり、薬を試したりしたいかもしれませんが、なんとかこのまま漢方で良くなってもらいたいものです。

西洋医学と東洋医学と保険医療制度

今回、特発性血小板減少性紫斑病ということがわかり、内臓をほじくり出すか、薬漬けになるか、という状態にまでなって、やっと病院以外の手、つまり東洋医学である漢方を試す気になったわけですが、これまでにも、私は妻にいろいろ勧めてはおったのですよね。

遠赤外線とかシモン茶とか、水素サプリとか。

以前試して、悪くならなかったというのもあるというのに(効果の程はわかりませんけど)、病院の先生の言うこと以外は受け付けなかったです。

他のことをするのはコワイという気持ちがあったのかもしれません。

そんな怪しげなの、とか、安いの、とか、試す気にならなかったのかも。

 

でも、病院とか西洋医学とか、保険適用の医療にしても、ここ数百年ほどの実験や研究の積み重ねであって、統計的に良さげな方法を使っているというだけのことで、試行錯誤している途中の技術です。

怪しくないことはないですよねえ。というか、わからんことばかりじゃないですか。

社会の制度に縛られているし、利権が絡んだりしたら、よけいに怪しいです。

 

私も介護業界で10年働いて、そういうのを感じてました。

適切な介護っていうのは、制度が変われば変わります。よくこんなにコロコロ変わるなー、と思うほど変わりました。改正法が施行された日から今までのやり方が不適切になります。

利用者も満足して、うまくいってたやりかたであっても、変更された制度に合わせなければ、介護サービス事業所が、監査でひっかかって介護給付費の返還になります。(市町村に返還)

介護は利用者主体じゃないです。制度主体です。

制度は何を元にして作られているかといえば、予算とかそういうものですね。

お上が決めたことだから正しいと思うのは危険で、お上も怪しいんです。

でも、盲目的一般市民は、国の定めたことは正しいと思ってしまいます。

「なんでアカンねん!」と喚いているヤタケタなオッサンが、実は正しいよなあと私は内心思ったりしながら、介護はこういうルールなんです、と説明して適切な?介護をしておりました。

(介護保険外なら、もっといろいろできますが、そうなると事業所の採算に合わないといけないという、また別の問題が。)

 

医療も同じだと思うのです。特に保険適用の医療は。

医者も自分のやっていることに、実は疑問を持っているんじゃないだろうか??

 

私の妻は、入退院を繰り返し、副作用でプクプクになり、腕は検査や輸血の注射あとでアザだらけになり、いよいよ脾臓摘出と勧告され、病院のいうままにしてたら、取り返しがつかなくなる、という切実な気分になって、ようやくやっと、漢方を試してみようという気になったのでありました。

漢方薬局に来る患者さんも、たいていそんな人だそうです。脾臓摘出しても良くならなかった人もいるそうで。

もっと早めに試していれば、ひどい目に遭わなくて済む人が増えるかもしれません。

 

まあ、まだ3日目なんで、結論を出すには早すぎますが、様子を見つつ、このブログを更新してまいります。

同じような病気の人の参考になればと思います。

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コメント

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