前回、太極拳の世界観が変わって、教えてるおばあちゃんたちが、一斉に上手になった! という話を書きましたが、自分自身もすごく変わりました。
自分の範囲が広がったといいますか、相手も自分、あっちもそっちもみな自分、という感覚が強烈になりました。
F1ドライバーや、戦闘機パイロットが、マシンの端っこまで自分自身と同化したかの如く、タイヤの裏とか、翼の先端まで、感覚がある、みたいなのに似ていると思います。
推手道場で、これまで崩したり崩されたり、いい勝負をしていた相手を、もはや一方的に崩すだけ、みたいな感じになりました。
ぶつかることも離れることもなく、自分一人でダンスを踊っているような感覚です。
無敵! ニュータイプか、マトリックスのネオか?
研修日が異流派推手交流会と重なって、ああ、今回はみんなと手合わせできず残念! と思っておりましたが、お休みしている間に、私は見違えるようにトランスフォーメーションしております。
今度の交流会が楽しみだ!
コメント
今更ながらの質問ですがその進化は基本功の賜物でしょうか?
それに加えて推手練習も必要なのでしょうか?
おやじ様、こんにちは。
これは、まったく別次元の話なのです。
基本功や推手練習は、太極拳の上達のためには必須であり、やらないことには上達はありません。
基本功も套路も推手も普通にできる、太極拳に関する知識もそろっていることが前提です。
車の運転で喩えれば、免許もあるし自動車もある、毎日運転しているというところを前提としています。
その上でのトランスフォーメーション! です。
これはちょっと、一言では説明できないです。
なにしろ、朝から晩までの4日間の研修をミッチリ受けて、しかも研修中は理解できず、終了後の練習日に、天啓のように閃いたのです。
私の受けた研修をお勧めしたいところですが、日にちと費用の面で、覚悟が必要です。
映画「マトリックス」を見ると、ちょっとヒントになるかもしれません。
ご丁寧な返信を頂き恐縮です。「マトリックス」拝見します。