助成金について

子供食堂のスタッフになったもんで、その助成金の説明会に参加しました。

民間の企業や協同組合が、子供を支援する活動を応援して、お金を出してくれるんですね。

素晴らしいことであります。

……といいつつ、私はあまり助成金というものに良いイメージを持っておりませんのです。

たいした金額でもないのに、申請内容は細かくチェックされ、採択されたら毎月の活動報告書、収支報告をキッチリ提出せよ、とのこと。

もちろん、お金を出す側からすれば当然のことではあります。

しかし、その事務作業をするのもボランティア。

費やす時間を時給換算したら、いったいどうなんやろ、なんて思ってしまいます。

以前、文化事業の助成金説明会にも、三線教室のスタッフとして参加したことがあります。

「金、引っ張ってこい」

との親分の指令で行ったのですが、条件がチマチマ細かい。

うちの活動をその条件に当てはめようとすると、無理やり理屈をつけないと通りそうにもありません。

説明会から帰って、

「親分、無理ですわあ~」

と報告してしまいました。

今回の子供食堂の説明会は、真面目に活動されている運営者ばかりという印象でしたが、文化事業のときは、何をやっている団体なのかよく分からないところもあって、

「文化事業をちゃんとやりたいのか、助成金が欲しいのか、どっちやねん?」

なんて思ったものです。

それから、私の会社が管理する古いビルで、耐震検査の助成金をもらったこともあります。

「検査費用は全額助成するから、耐震検査を受けなさい」

ということで受けました。

検査のため、ビルのあちこちに穴を開けられました。

そして結果は、

「不合格」

以上。

検査費用は全額助成されましたが、その後の耐震対策や建て替えに出る補助は、実際の工事費を考えれば雀の涙。

結局、その後は何もしておりません。

「検査業者が潤っただけやったなあ」

なんて思ってしまいました。

また、もらってから難儀したお金もあります。

介護職員のお給料が少なすぎるということで、処遇を改善するためのお金が出ることになりました。

これはありがたい。

ありがたいのですが、その振り分けだの、計算だの、報告だのが、めちゃくちゃたいへん。

「この事務作業をしている社長のオレの待遇も改善してくれ!」

なんて思ったものでした。

しかも従業員たちから、たいして感謝された記憶もない。

あれ、不評だったみたいです。

そんなこんなで私は、補助金とか助成金をアテにして何かをやろう、という考え方が、あまり好きではありません。

すでにやりたいことがある。

すでに活動している。

そこへ、

「応援するよ!」

とお金を出してくださる人がいるなら、ありがたく頂戴すればよい。

しかし、

「助成金があるから、何かやろう」

となると、順番が逆のような気がするのです。

幸い、今参加している子供食堂は、すでに賑やかに運営できています。

だったら、わずかばかりの助成金など、

「あってもなくても、ええんちゃう?」

という気もしております。

そのくらいの金額やったら、

「ワシがポンと出しといたるわい!」

……と言えれば、カッコいいのですけど。

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