生徒で実験

自分に生徒がいると、いろいろと実験ができるので面白いです。

実験っていうと、なんだか人体実験みたいでイメージが悪いですが、もっとも成果が出るハッピーな方法を試しておるのです。

毎回、何か新しいことを試しますし、ひとりひとりに合ったことを試しております。

うーむ、失敗か? と思うこともありますが、太極拳の練習はやり直し可能です。医療現場で未知の手術方法とか新薬を試そうってわけではありませんので、チャレンジしやすいですね。

先日は、イメージ変換の実験をしてみました。

いつも、練習の序盤は、棒を使って歩法練習とかしております。棍の套路まではやりませんが(第二部ではやりますが)、棒を持ってもらうことで、上下相随だとか虚実分明が理解しやすくなると思っております。

マイ棒を持ってくる生徒さんもいて、良い感じです。

たまには趣向を変えてみようと思って、今回は、刀を振ってもらいました。刀は貸し出しです。木刀や木剣は20本以上ありますから、じゅうぶん全員にいきわたります。

棒と刀の大きな違いは、刃があるってことですね。木刀は切れはしませんが、いちおう刃筋があります。それを意識すると、棒とはまた違った感覚を得られます。

そのあと、普通の老架式一路の練習をするのですが、刀を持っているつもりで! 自分の腕が刀になったつもりで! というのです。

前腕の尺骨が、刀って感じ。

昔、少年ジャンプに載ってた、バオー来訪者とかジョジョの奇妙な冒険に出てくるカーズのイメージです。(わからない人はググるか、チャットGPTに聞いてください)

木刀を振り回してから、自分の腕が刀になったイメージを持ってもらう、二段階攻撃でイメージ変換です。

すると、なんか良くなった! なんとなくサマになっとる!

イメージの力は偉大ですねえ。

こういう実験、どんどんバリエーションを増やしていこうと思います。

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