雀地龍の基本功の効果

雀地龍、または伏虎といってもいいかもしれませんが、低く沈み込む姿勢のポーズ、これを左右に繰り返し、120回という基本功を毎日続けて、はや1年半ほどになりました。

最初は、ヨレヨレしてロクに立てないし筋肉痛になるし大変でしたが、このごろは、120回は別に何ということもないです。倍に増やしてもできると思います。というか、なんぼでもできます。

懸垂何回できる? というチャレンジの世界じゃないのです。

この鍛錬法は、足腰の筋肉を鍛え、股下の柔軟性を養うためのものだと思って取り組んでおりましたが、苦もなくできるようになってくると、本当の狙いは違うな、と気が付きました。

これはきっと、丹田中心に、勁を整える訓練です。勁力を張り巡らせるという気持ちでやっていると、足に力を入れて踏ん張るという感覚はなくなります。

意と念が体を操作するといいますか。

毎回、心がけることは、勁が整っているか、崩れていないか、というところです。

太極拳の套路の動作で、一番キツイのがこの動作だと思いますが、それは拙力でなんとかしようとしているからだったと思います。

ここを勁力で動けるようになれば、他の動作もラクラクになるのではないかなあと思った次第です。

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