私が入社した平成ヒトケタ年頃は、保険料ってどこの保険会社でも一緒だったんですよ。
自動車販売会社と提携している保険会社が何社かあって、年度ごとに各店舗をぐるぐる持ち回りしていました。
満期の更新ごとに保険会社が変わったりしていました。
「あっ、おたく、また保険会社かわったんかいな?」
「まあ~、どこもおんなじでっさかい、今年はここでよろしく!」
なんて言ってましたね。
売り手の都合で物言ってます。こんな商売をしているようじゃいけません。
1998年に自動車保険自由化があり、サービス内容も保険料もばらばらになりました。
外資系の保険屋さんが、頑張るようになりました。
どこでも一緒とは言えなくなりました。
ここで裏話。
ディーラーで保険に入るメリットって、客の立場から言うと、あんまりないです。
選択肢が狭いし。
担当はコロコロ変わるし。
町の古くからある保険代理店で、しっかりしていて信用のある人から入る方が、いざというとき頼りになります。
いざって時は、事故の時です。駆けつけてくれる人です。
保険会社の電話の向こうの事故担当者は、相手への賠償をスムースに、安く抑えるのが目的ですから、親身になってくれると、期待しないほうがいいです。
頼れるのはやっぱり人間関係です。
事故はしない! お守り代わりに…と思っていい人は、テレビでよくコマーシャルをしている中から一番安い保険にするのがいいと思います。
そんな人は確かにいてます。
30歳を過ぎていて、運転歴も長く、ゴールド免許で、日常そんなに乗らないし、クルマもごく普通のファミリーカーだって人は、そうしたほうがお得です。
かなり安いです。
保険会社もうまくしたもので、そんな人にはどんどん、入ってもらいたい。デンジャラスな人は、よそに行ってね、という設定になっているようです。
保険会社にとって、自動車保険って儲かりませんから、リスクの少ない人だけ取りたいというのが本音でしょう。
(デンジャラスの地域では赤字だそうです。大阪とか。)
まあ、保険会社の事情はどうでもいいんですが、優良ドライバーの人は、ネットから一括見積もりすれば、自分にあったプランを探せると思いますよ。
コメント