先日は、地元で「いきいき太極拳の集い」というイベントがありまして、私は出場した5歳の娘の応援にいっておりました。
パンフレットを見て出場者を数えると、1000人以上おられまして(かけもちで何回も出ている人もいるでしょうが)、我が堺市には太極拳人口が多いのだなあと、感嘆した次第です。指導者も多いです。(平均年齢は相当高いです。)
私は20歳のころに、ちょろっと2~3年ほど陳式太極拳を習い、その後の20余年はひとりで套路の復習だけをしておりましたが、この2年ほど、楊式太極拳を習い始め、この数ヶ月は推手の練習も始めています。
あちらこちら(といっても自転車で回れる範囲ですけど)の先生にご縁ができて、いろいろな先輩、先生、老師にご指導いただけるようになってきました。
目次
膝に負担をかけると怪我をするし上達しない
推手を始めてから指摘されたのが、膝の使い方が間違っておる、ということです。
套路の練習をひとりで続けているうちに、押す動作の時、弓歩になるとき、膝も一緒に前に出てしまうという悪癖がついていたようです。
腰をわりと低く落とす陳式太極拳の形だけ真似をしていると、そうなりがちなのかも。
20数年前にも、膝頭がつま先より前に出てはいけませんと習ってはおりましたが、やっぱりひとり練習だけではダメですね。
低い姿勢だと膝を痛める?
普段は、しんどいのでわりと高い位置で練習してますが、たまには真面目にしようとか思って腰を落として練習するときに、皮肉にも間違った姿勢になってしまうみたいです。
真面目に練習すると膝が痛くなるというのは、やりかたを間違っておったのですね。20余年も間違い続けていたとは。
推手が下手だと膝を痛める?
推手の際に指摘されるのは、下手さ加減がモロに現れるからです。膝が前に出て、足腰がヨレヨレしていては、かんたんに崩されます。気とか勁とかいう話もありますが、力学的にも重心のバランスが悪くなりますし。
推手で勝てませんよ、という武術的な効果の話だけでなく、不自然で無理な力が膝にかかり続けると、熱心にやればやるほど膝が痛くなるという話。
太極拳は健康によい運動だといいますけれど、間違った練習をしたら良くないのであります。
私は完全に癖になっていまして、意識してないと、つい悪いフォームになります。太極拳は套路と推手の両方を練習しないとダメというのは、こういう理由でもありましょう。
このごろは、毎日、膝に注意しながら套路の練習をしておりまして、先日の大会でも、出場選手の膝ばっかり気になっておりました。
膝づかいが悪いのは私だけじゃないようで、けっこう多くの人が、膝を痛めそうな感じでありました。
体操のつもりで練習している人も、しっかり学びましょう。独学は危険です。
コメント
高齢化率が高いんでしょうね。 わが町内は50%だとか
おお。過半数ですねー。
そのうち、ほとんどが年寄りということになることでありましょう。
年老いても、気分だけでもヤングでいましょう。