引っかからない角度

年齢のせいなのか、鍛錬を積んで感覚が敏感になってきたのか、股関節や肩など、動かすと引っ掛かりをよく感じるようになってきたのです。

歩を進めるとき、何も考えずに迂闊な角度で足を出すと、股関節が引っかかって、なんだかイテテとなります。

それで、イテテとならない角度をゆっくりと探るわけです。

直線的に足を出すと引っかかるので、途中で軌道修正したりして、すると軌道がS字になったりして、これは太極図だなあと感心したりして、探求とはこういうもんか、と思ったり。

うちの教室の生徒さん方は高齢者ばかりで、膝が痛い、しゃがめない、足を広げられない、そんな人もおられますが、ゆっくりゆっくり探求してもらいました。

じっくりと体の内側に耳を澄ますような練習は、たまにはやってみると良いですね。

関節の角度だけでなく、纏絲の巻き具合とか、呼吸とか、ゆっくりゆっくりやってるうちに気づくことって多いです。

套路を通すのに、一時間かけてみました。超ユックリスロー運転です。こういう練習って、とっても大事だと思います。

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